以前にtilt The authenticsのアムンゼンストライプのパンツを紹介しましたが、今回は半袖のシャツです。
パンツも着るとすごく伸びしろを感じられるものだったし、僕も執拗に着用を続けるウルトラお気に入りパンツですが、シャツとなるとこれから着れる頻度が高くなるし、より風合い向上を楽しんでもらえると思いますよ。
tilt The authentics
talian Collar S/S Shirts
fabric _ Amundsen Stripe
material _ Linen 98%.Cotton 2%
size _ 1.2.3
price _ 24,000-(without tax)
限りなく黒に近いダークネイビーのカラーリングのリネンアムンゼン。
アムンゼンという生地は、梨地織り(なしじおり)とも非常に近く、表面の凹凸やザラついたタッチが特徴です。
梨地織りは、昔ながらの和装で用いられていたような生地だから、どことなくこのアムンゼンはヨーロッパから見た日本。
的な生地の雰囲気ですかね。
モダンな中にある日本の奥深さというか。
まあ、この生地は日本の愛知県の機屋さんでつくられたtilt The authenticsのオリジナル生地ですけど。
通常のピンストライプほど、ストライプが鮮明に浮き出ていないから、そういうはっきりとしたストライプを敬遠する方にも良いんじゃないですかね。
グラウンドはダークネイビーのリネン。 ストライプの部分がブラウンのコットンです。
アムンゼンの性質上、少しハリがあるので、硬さも感じる生地だと思います。
最初は。
ただ、このアムンゼンの良さは原料にもありますね。
選びに選び抜かれたもので、リネン繊維の中では特に繊維質が柔らかく滑らかだと思います。
生地の特性上、ハリを感じて特有のザラつきはあるんだけど、それがこのリネンだから行き過ぎてないんです。
アムンゼンにしてはすごく滑らかで優しいタッチだと思いますね。
オープンカラーシャツではなく、イタリアンカラー。
tilt The authenticsがこの春夏シーズンで採用してる衿型ですね。
オープンカラーと比べて、多少リゾート感、バカンス感は軽減されていると思います。良い意味で。
この衿のニュアンスも楽しんでください。
着ると透け感はないのですが、リネンにしては均等に生地の目が開いていますね。 とても美しい生地です。
この経糸と緯糸が交差する点がきれいで、隙間が均等であることは生地のクオリティを見る上でのファーストステップとして大切ですね。
身頃に対してコンパクトな幅の袖です。
そして、これに関しては携わるパタンナーさんの妙技ですが、腕を下したときに肩のラインが落ちるように綺麗に収まる。
半袖シャツというジャンルに於いては珍しく、品が良く見えるポイントです。
まあ、新品の状態ではまだまだ生地は硬いのですが、ここから何度も着用を続けて、洗っていくうちにより良いものへと変わっていってくれると思います。
肌触りも、見た目も、形も。
それはやはりこの生地のポテンシャルの高さだと思いますね。
以前にもパンツのときにこのアムンゼンストライプ生地について書いたのですが、かなりの激アツ生地ですね。これ。
フルハンドのシャツとかではないですけど、その分気兼ねなく着れると思いますし、汗をかいた後の洗濯がポジティブに働くものだと思うので、夏場にあると良いかもしれませんね。
僕でサイズ1です。着用。
数量こそたくさんあるわけではないのですが、珍しく1から3までフルサイズラインナップですので、その点いろいろと察してもらえるとありがたいですね。
見てみてください。