年始に向けていろいろ準備してることがあるんですよ。
ネタのストックを少しずつ開放していきますね。
とあるブランドから一通のお知らせが届いた。
新しいブランドを始めますという内容の。
意外性がありながらも、そこに携わる人たちも業界では熟れた技術や経験を持っている人が複数人いることは聞いてたから、すぐに腑に落ちた。
そして、見に行ってみると確かにね、って感じで、すごく分かりやすいんだけど、すごく分かりにくいのよ。
でも、間違いなく一線を越えた洋服つくってるし、ここでこうくるかってこの先の好奇心を突かれる、男性のためのクラシカルガーメントブランド。
もう、少し言っちゃったけど、
その名は、The CLASIK。
ザ・クラシック。
ヴィンテージガーメント、オーセンティックウェアとして君臨する男性のためのワードローブを、見るからに高級ブランド生地やオリジナルファブリックを使ってつくりあげるニューカマー。
この手のブランドはいろいろあったりするんだけど、ここまで明らかな上質さを醸し出しているのはあんまりないんじゃないかな。
それは事細かに手を加えていることもあるし、そこに単なる古いものへのオマージュは存在しない。
こういったジャンルでは、やたらとおじさん化していく傾向にあるけど、すごく澄んだ空気を纏ってる。 珍しい類のNEW BRAND。
FISHTAIL フィッシュテイル。
いわゆる、モッズコート。
クラシカルなモッズコートをこのブランドならではのテーマでつくられたものですね。
「もし、高密度コットンクロス、"ベンタイル"がイギリスではなく、日本で開発されていたら。」
これに基づきつくられた超高密度コットンを表地に。
本来この洋服に備わる仕様はそのままに、生地、付属、縫製仕様、パターンを大幅にアップデート。
付属する豚鼻レザーパーツやファスナー引手の革は、全てイギリスのブライドルレザー。
ファスナー本体は、イタリアLAMPO。
総裏地仕様。
THOMAS MASONのタグは、ライニングの黒い生地がトーマスメイソンだってことを表してます。
大体、これくらいの情報でどのようなものかは判断いただけると思います。
2B BLAZER 2つボタンのブレザージャケット。
ドロップショルダータイプのものだったり、パッドや芯地などを取り除いたものなどは見かけることは頻繁にありますが、こちらはそのようなものと比較するとかなりやり込んでます。
一応、春夏シーズン向きで裏地も背抜きの仕様だったりするので、ライトにしているところもありますが、肩のパッドの入り方や芯地の使い方などを考えてもSSのジャケットとしては申し分ない。
もちろん本切羽。
そして、少し変わったところもあるのですが、袖口が額縁仕立てではないところ。
The CLASIKの洋服に共通するのは、昔ながらの洋服への考え方。
ここの部分は分かりやすい箇所で、例えばジャケットを長年着たときに、自分の子供に譲るような、一着との果てしない長い付き合いも想定されてる。
そうなると袖丈は全く同じじゃないと思うから、袖の長さを調整できるように分量を通常よりも多くとってる。
生地はFOX BROTHERS。
春夏向きのドライでハリが強いFOX AIR。
FOXクオリティの強撚ウール。 風通しの良いジャケット向きの生地ですね。
肩部分のハンドステッチはもちろん健在。
良いつくりしてますよ。
The CLASIKについては、2020年の当店営業初日、1月2日(木)より店頭にて発売開始しますね。
ブランドの意向によりオンラインショップでの販売はできなので、実物を見て選んでください。
あと、この他にもHARRINGTON JACKETも並ぶ予定。
ドーメルの強撚ウールを使ったドリズラータイプのベージュの柔らかい色合いのブルゾンです。
写真撮ってないけど。
2日よりお楽しみに。