以前にチラッと書いたんだけど、PETERSON STOOPを始めました。
この手の再構築の分野で言うと最高峰のシロモノ。
90年代のスニーカームーブメントの時代に生産をされ、今ではその特性上、どうしても避けることのできない加水分解を起こし、履けなくなったスニーカーを別物に変貌させてるブランドです。
数年前くらいか定かではないけど、お客さんからPETERSON STOOPって知ってる?って言われてその時僕は知らなかったんだけど、そこから気にしていて、良いかなって思ってたんですよ。
こういうスニーカーとか再構築してる、いわゆるリメイク物って心からビンビンに刺激されることってなかったんだけど、これは違って、頭にはずっとあったんですよ。
そしたら、ブランドサイドからお声がけ頂いたので、持ってるわ〜って思ってスタートです。
やはりいろいろ考えて、動いて、求めてるときは良い運を引くものですからね。
独りよがりではなく、ポジティブに考え続けて、求めるのって生きていくのにとっても大事だと思う。
人間自分の頭の中で漠然とでも考えたことじゃないと実現できない。と言われていますからね。何事も。
まあ、30年くらいしか生きたことないから人生の真理というものは未体験だと思いますが。
で、このPETERSON STOOPを見たときにやはりAIR FORCE 1は外せなかったですね。
ホントはオールホワイトもオーダーしてたんですけど、コロナウイルスによりオールホワイトは断念せざるを得なくなりましたが。
自分自身こういったスニーカーを人生で初めて買った、いや厳密に言えば買ってもらったのがAIR FORCE 1 MIDのオールホワイトだったんですよ。
小学生のとき。
田んぼと山(大山)しかない鳥取県の超ド田舎で生まれ育ったんですが、その頃は小学生でも90年代のスニーカーブームの波は感じていました。
というかあまりに田舎だったからみんなでBoonとかStreet Jackとか買って読み漁ってたんですよ。
そしたら自然に小学生ながらAIR FORCE 1とかJORDANとか、FORUM LOWとかMIDとかSUPER STAR、stan smithとか中には日本に入ってきたばかりのはずのハラチとか履いてる強者までいましたね。
今思えば全国的にも破壊力のある小学生の集まりだったと思うけど。
まあ、そんな生い立ちもあり、この手のスニーカーの思い切り好きなことして振り切ってるのとか惹かれるの。
adidasのstan smithとNIKEのAIR FORCE 1 MIDの2つです。
エアフォースはブラックのみですね、先ほど言ったように。
このブランドは女性二人がハンドでつくりあげるんですが、まずは古くなって加水分解したスニーカーを集めることからスタートするんですよ。
加水分解してることが必須条件なのと、あとはそれなりにアッパーの状態が良好なことがベースには求められるのでかなり難易度高いみたいですよ。
今シーズンはコロナウイルスが全世界に影響してることもあり、ブランドの拠点であるオランダも例に漏れず、当店の当初のオーダー数よりも半減し、泣く泣く2種類のみの展開となりました。
まあ、ベースは誰もが知るスニーカーですが、実物見てみて。
全然ちゃうから。
途轍もなく良い意味で。
靴に漲る生命力と通常では考えられないような進化を遂げた究極体。
アグモンがウォーグレイモンになるように。
という例えを言えば誰もが納得し、共感してくれるかな。
この二つ。
何事も思うのは見た目の好みは誰もがあるから、誰でもに勧める気はないのですが、興味がある方には見てもらえたら嬉しく思います。
とても良い靴だから。
あと、店頭ではAraki Yuuの今年のフルラインナップも同時にスタートしたのと、山内からも超人的なコートや塩縮加工のシャツとか、パンツも並べたのでそれも見てもらえれば嬉しいです。