今日は、OLDE HOMESTEADERのカットソーを紹介します。
こちらは、新年の1月2日の初売りよりスタートしますね。
昨年(2022年)のスタートは、The CLASIKとのDJA 330/4の糸を使ったシャツからだったのですが、今回は、先日山内との規模の大きなことを行ったばかりということや、新シーズンのデリバリーも多くはないので、年間でも限られた時しか行ってこなかったセールが中心。
そして、多くはないニューラインナップの中だけど、OLDE HOMESTEADERの福原さんが良いものをつくってたので、これは、この時にとってました。
だから、新年のスタートに発売しますね。
OLDE HOMESTEADERの中でも、これまでになかったシリーズのカットソーです。
OLDE HOMESTEADER
"INTERKNIT RIB" HENLEY NECK LONG SLEEVE
material _ COTTON 100%
color _ ECRU × NAVY
size _ 38,40,42,44
OLDE HOMESTEADER
"INTERKNIT RIB" MOCK NECK LONG SLEEVE
material _ COTTON 100%
color _ ECRU × NAVY
size _ 38,40,42,44
これ。 このカットソー。 最大の特徴は、、、
これ。 この生地だ。
混率は、コットン100%。
だけど、性質の違う2種類のコットンでできてるカットソーです。
そして、カラーリングは、"ECRU × NAVY"という色。
この"ECRU"という色と、"NAVY"という色。
その2つがそれぞれ違うタイプのコットンなの。
このことは、今回のカットソーを理解する上で、とても大事。
これまでのOLDE HOMESTEADERのカットソーとは、違う。
ただ、まあ、どちらが良いのか、悪いのか、ということはないけど。
好みの問題。
しかしながら、僕は、この生地でのシリーズができ、OLDE HOMESTEADERの福原さんに紹介してもらった時、一瞬で惚れた。
夏頃に展開している"SUVIN 特殊紡績"以来の、 感動OLDE HOMESTEADERだったのだ。
先述の通り、この編み地は、これまで当店で展開をしてきた、OLDE HOMESTEADERの生地とは違う雰囲気。
糸づかい、編み機、この違いにより、今までのOLDE HOMESTEADERのカットソーとはまた別ジャンルのもの。
分かりやすくいうと、これまで当店で取り扱いをしてきた、ヘンリーネックや、モックネックのカットソーもそれなりに厚みがありましたが、今回の方が厚みが増してる。
双糸引き揃えのものほどではないけど。
ブランドでは、2色のバリエーションでの展開でしたが、僕は、この生地は、今回取り扱っている"ECRU × NAVY"が、カットソーでは見たことないシロモノに思った。
だから、その一色のみの取り扱いです。
この生地の、この色合いの見え方は、カットソーじゃない。
自然の光が当たった陰影。
これは、例えるならば、純白の超高級シャツ地が発する、光の出方にそっくり。だと思ってる。
この生地を初めて見た時の記憶は、今でも忘れてない。
その編み地の陰影が出るのは、"ECRU × NAVY"という色合い、2種類の糸だけだと思う。
チョーイケてる。
編み地で言うと、"フライス編み"というものに分類される。
まあ、ちょっと厚みが増す編み地って思ってもらえたら良いです。
これまで当店でメインで取り扱いをしてきたカットソーが、"両面編み(スムース編み)"というもの。
それとは、編み機の性質が違うの。
僕は結構似てるとは思うけど。
でも、こちらの生地の方が、編み地の特性上、生地の伸びが強い。
そして、肝心の糸づかい。
"ECRU" = 無染色スーピマコットン "NAVY" = スーピマノイルコットン(落ち綿)
ここ最近、OLDE HOMESTEADERの福原さんは、同じ種類のコットンだけではなく、異なる種類のコットン糸を組み合わせたり、ブレンドすることや、その方法をいろいろ追究してるみたいです。
そして、それで誕生したタマモノ。
"ECRU" = 無染色スーピマコットンは、表面と、直接肌に当たる裏面にやってくる。
"NAVY" = スーピマノイルは、"ECRU(無染色)"の奥から覗いてくるの。
それも、"落ち綿"ということがあって、少し糸そのものに素朴なムラがある。
だから、奥の方から覗くNAVYのコットン糸が、均一ではないの。
しかも、この"ECRU"と"NAVY"、"単糸"の状態では、糸の太さそのものが違う。
加えて、肌当たりが、"滑らか"というだけじゃない。
もちろん、表に最も露出する"ECRU"のコットンは、無染色だから、スーピマの質感が最大に発揮される。
ということで、まあ、まあ、それなりに滑らかなんですよ。
ただね、その下から覗く、"NAVY"のスーピマノイルの糸がとても良い働きしてる。
というか、かなり珍しい役割を持ってると思う。
僕は、こんなの初めて出会ったから。 "梳毛ウール"の結構目が詰まった生地のような当たりをしてるの。 すんごく独特。
表には、無染色。 奥から、ムラのあるネイビー。
そして、生地の伸びが強いから、ムラのあるネイビーが、動きに合わせて、強くはっきりと顔を出す。
その様は、途轍もなく、、、 オシャレ。 まあ、着てみてご体感ください。
形は、2種類。 ヘンリーネックとモックネック。
ヘンリーネックの方は、フロントボタン部分が、平織り無染色生地に切り替えられています。
縫製部もかなりフラット。
ボタンは、いつも通り、猫目シェルボタンです。
これまで取り扱いをしていた両面編み生地のように、今回のフライス編みも、表面と裏面が生地の見え方は同じです。
肩はいつも通り、最初はほぼ一直線。
各所のフラット仕様のシームは、箇所によって、表裏が同素材のもの、 表と裏で素材が違うものの2つが存在します。
肌に当たる裏は、全て"綿糸"だけど。
場所によって、縫い糸の素材が違うことも、OLDE HOMESTEADERならではの仕様ですね。
このシーム設計の恩恵も、着ていくと如実に感じられるの。
そして、こちらがモックネック。
モックネックの方も、ヘンリーと同様に、適材適所の縫製仕様での仕上がりになってる。
着続けて、夥しい回数の洗濯を繰り返しても、伸び伸びにならない、ダレてしまわない。
だから、使い続けていける。 生地も気持ち良いし。
モックネックとヘンリーネック。
それぞれサイジングは変わりません。
4サイズ展開でのバリエーションですが、僕は167cm、52kgで最小の38。
それなりにゆとりがあります。
今回のカットソーは、それなりに生地そのものに分量を感じてもらえると思うので、これまでのものよりもボディラインも拾いにくいと思いますね。
まあ、ヘンリーでもモックネックでも、サイズもお好みでお任せします。
当たり前だけど。
僕は、これまでならモックネックを選んでるけど、最近、山内とのフェレイラモヘアのジャケットが出来たばかりだし、その中にヘンリーネックでも着て、漢の中の漢、いや、おっさん感でも出しとこうかと思ってヘンリーネックの方にしました。
まあ、どうでもいいと思うけど。
今回のOLDE HOMESTEADERのカットソーは、形は洗練された感じじゃないけど、生地はむっちゃオシャレだと思ってる。
これまでにないくらい生地はむっちゃオシャレ。
あと、着用時は、これまで通り、一度水に通してから着てくださいね。
さっきも書きましたが、新年の1月2日より発売しますね。