お知らせしていた、4月1日(土)からのDAN TOMIMATSU。
通常では当店は、ブランドのコレクションの中で、
・UNBOUND(アンバウンド)
・ENLINK(エンリンク)
・DISSOLVE(ディゾルブ)
・HOOK(フック)
・SILK ROPE(シルクロープ)
のシリーズを店頭で展開してきましたが、1日(土)〜9日(日)までの期間は、DAN TOMIMATSUのこれまで取り扱い店舗で見ることができなかったシリーズもご覧頂けるように致します。
そのラインナップは、また追って紹介しますね。
だから、今回は、すんごいバリエーションの展開になりますよ。
今日は、改めてDAN TOMIMATSUのこれまでのシリーズを一部紹介しますね。
UNBOUND (アンバウンド)
Rubber Band Bracelet (Polished)
Silver 925
Hair Band Bracelet (Matt)
Silver 925
Rubber Band Bracelet (Polished,Matt)
K10 Pink Gold
断面が四角で、その四角柱を歪めながら、両端をつなぎ合わせ、モチーフとなる”ラバーバンド”のように製作したRubber Band Bracelet。
ブランドが始まって15年以上経つのですが、ブランドデビューの時には、300個ほどの、大量のこのRubber Band Braceletが机の上に積み上げられていたプレゼンテーションだったそうです。
想像するとハンパない迫力。
そうして、今でもブランドの顔として存在するブレスレット。
ラバーバンドという、束ねてまとめる存在のものが、そのまま素材を変えてシルバーや貴金属に置き換わるこのブレスレットは、ブランドが使用する素材のクオリティもあるのですが、華奢な線だけど、力強さと美しさが共存してる。
ブランドのコレクションでいろんなものが存在するし、僕も色々見てきたけど、このRubber Band Braceletは、同じものとの重ね付けでも、違うものとの組み合わせでも、とにかくマッチングする。
でも、あるとないじゃ全然違うし、ホントすごいんですよ。これ。
そして、断面が四角のRubber Band Braceletに対して、丸いHair Band Bracelet。
少しだけボリュームが出るけど、Rubber Band Braceletのように、大きな精神的な余白を持つブレスレットですね。
Hair Band Ring (Matt)
K10 Yellow Gold
そして、Silver 925だけではなく、同一シリーズでK10やK18、PT900などの貴金属まで、素材バリエーションがあるのも特徴。
DAN TOMIMATSUは、”アクセサリー”ではないから。
“ジュエリー”という存在。
僕は、”アクセサリー”というものは、文字通りアクセサリーであり、服装に応じて付け替えるような”軽快な存在”だと思うけど、DAN TOMIMATSUは違うの。
“ジュエリー”。
それは、”宝飾品”とイメージされることがあるけど、長い時間が経っても、時代や社会的背景にネガティブに飲み込まれてしまうものではなくて、簡単に言うと、そこに左右されない、揺らぐことがないもの。
コロコロ付け替える、思いっ切りデザインされてる、ファッションファッションしてるものではなくて、もっと別のところで位置し、存在してるのがDAN TOMIMATSU。
それは、使ってる素材のクオリティというものもあるし、そもそも形状を見れば誰もがそう感じてもらえるものだと思います。
昔から存在しているものや、幼い頃から身の回りにあるような用途のはっきりした道具。
そういう道具は、どこにでもある。
ただ、そのようなものを上質な銀や貴金属に置き換えることで、どこにも存在し得ない精神性を持ったジュエリーとなる。
Tape Fold Ring (Natural)
Silver 925
Tape Fold Bangle (Natural)
Silver 925
これは、ブランドの中でTape Ringという、0.3ミリという驚異的な薄さの鍛造のリングが存在するのですが、そのリングの技術と、”建築”の理論と、職人の”気合い”とを融合させたシリーズ。
まず、0.3ミリのSilver 925の板をプレスをかけてつくる。
この0.3ミリという薄さは、DAN TOMIMATSUが長年かけて導き出した、物性を保ちながら、美しさを併せ持つ最薄の数値。
それを、大きな橋の建築理論の”張力”を応用して、二重で製作し、職人が気合いでむちゃくちゃ少しずつ手曲げして出来上がるもの。
幅のある面のSilver 925に目が奪われる。
両端と真ん中のみの、3点で支え、二重のプレートの重なりも僅かにズラしたバングル。
そして、リング。
超精度。
Rope Sew Necklace UNI
Silver 925
四角形の小さなキューブをつなぎ合わせた、オリジナルベネチアンチェーンのネックレス。
一本のベネチアンチェーンを繋ぎ止める、18Kの糸。
そして、これだけ細いベネチアンチェーンは世の中に存在しないから、それを調整するためのオリジナルスライダー。
細くて、主張が少ないけど、一つ一つがとても輝いてるネックレス。
SILK ROPE B-b
SILK,Silver 925
そして、これも首に。
オリジナルで開発したシルクの組紐。
シルクの糸の太さや密度、ベストを考えてつくられたシルクのロープ。
シルクロープ用のオリジナルジュエリーパーツでカスタマイズできるシリーズ。
使ってみてもらうと、素材の軽量さや首あたりが長時間の着用でメリットがとても感じられると思う。
あと、洗えるし、使っていくとレザーのように艶が生まれ、変化するシルク。
こちらもSilver 925パーツだけではなく、貴金属でも製作できるもの。
HOOK (フック)
HOOK Bracelet (Natural)
Silver 925
キャブネットなどのフックパーツをモチーフにされたブレスレット。
モチーフそのものが繋ぎ合わせるパーツになり、それが連なったもの。
通常、このような直線パーツのものは、本体とそれを連結させるジョイントパーツとの連続ですが、ブランドでは、”フック”という形状に着目して製作してる。
直線パーツとジョイント部分が一体となり、パーツ数が削ぎ落とされる。
直線と曲線が一体に共存するけど、UNBOUNDシリーズ同様に、とてもシンプルな構造のブレスレット。
ENLINK (エンリンク)
SPOOL Bangle Wide Half Window
Silver 925,K18 Yellow Gold
Silver 925パーツをベース。
ブランドの富松暖さんは、奈良県に在住する。
1400年前の飛鳥時代。
その頃の伝統工芸として、”金の糸”をつくるという果てしない技法が存在したそうです。
それを現代に甦らせたENLINKシリーズ。
現代の超絶技法だと思う。
18Kから金の糸をつくり出し、それをベースに手巻きしていくシリーズ。
金の糸を巻く面積、密度を選べる。
Silver 925とK18では、変化のスピードが異なるから、徐々に見え方にコントラストが生まれてくるバングルですね。
K18のベースにK18の糸を巻いたものもあるけど、それも半端ないオーラを醸し出してますよ。
SPOOL Ring Long Half window
Silver 925,K18 Yellow Gold
こちらは、リングタイプ。
同じくSilver 925にK18の金の糸を巻いたもの。
リングのサイズは、特性上、限られたもののみの展開ですが、手元に繊細な見え方のする金の糸が備わる。
これまでは、金の糸はリング本体と並行に巻かれたタイプのものだけのラインナップですが、当店では今回より、別タイプも登場します。
それもかなり良いんじゃないかな。
こちらもK18×K18も存在します。
DISSOLVE (ディゾルブ)
Rectangular Ring (Rude)
Silver 925
これは、”工芸品”と呼べるシリーズ。
身に着けるもの、装飾品という概念を凌駕したもの。
DISSOLVE。
DAN TOMIMATSUを手がける腕のある職人でも、器などの焼き物のように、製作した全てのものが100%完成することが難しいもの。
古代エジプトのピラミッドの下から見つかった純金の宝飾品。
何千年もの間、地中に埋まることで、金の中に、僅か微量に含まれる不純物だけが溶け出し、消失する。という人間の生きる時間では計り知れない時間軸の自然現象に着目して生み出した独自技法。
製作工程において、一定プロセスまでは、職人が手を入れることができ、その工程を過ぎると、あとはコントロールができないシリーズ。
結果的にブランドの基準を満たすものは、それぞれ個性のある起伏や空洞がある。
全てに”当時の”自然現象を意図的に発生させたもの。
まさに装飾品を超えた、ある種、人間が自然に挑むような試みでもあるDISSOLVEシリーズ。
DAN TOMIMATSUのSilver 925の中では、高額なものになりますが、これは誰が真似しようとしても、物理的なとてもハードルが高く、それでいてブランド内でも全く同じものは二度と生み出すことができないもの。
Silver 925の素材変化も、他のシリーズとはまた少し違ってるように思いますね。
もうね、重厚そのもの。
DISSOLVEコレクションも、UNBOUNDコレクションも、ENLINKコレクションも全ラインナップをご覧頂けると思います。
とてもたくさんあるバリエーションを用意しています。
リングは細かいサイズがあるからオーダーになる方も必然的に出てくると思いますが、すぐにお持ち帰り頂けるものもかなりあるので、比較して、ご検討頂ければ幸いです。
明日は、また別のものを紹介しますね。