amachi. 明日から

お知らせしておりましたが、明日、5月1日(土)より5日間開催します。 amachi. "LIMITED STORE" 2021.05.01(Sat) >>> 2021.05.05(Mon) 当店で二回目となりますね。 amachi.との特別イベント。 今回は、初日と二日目はデザイナーの吉本天地さんが終日在店してくれます。 先日もお知らせしていたように、Exclusiveで製作した "Dusk Shirt" "Ray T-shirt" も明日から発売しますね。 明日からの5日間はamachi.の空間を楽しんで頂きたいと思っているので、店内も特別仕様にしています。 また、CASANOVA&Co. Exclusiveに加えて、amachi.のコレクションのアーカイブと今コレクションのものも通常より少しだけプラスアルファで並ぶので、いろいろと見てもらえると思います。 お知らせしていた"Dusk Shirt"。 見てもらったら分かる通り、今回は5点あるんですが、ベースの生地は2種類。 レーヨン63%、リネン32%、ラミー5%、2/1の綾で織り上げられた綾織りの生地。 レーヨンの混率が多い分、少し着用時に特有の体に寄り添うような重みはありますし、カラーリングがブラックな分、見た目でも重厚さを感じますが、着るとネガティブな重みは皆無。 横方向にリネンとラミー特有の自然のフシが走るし、レーヨンのアイスタッチな肌当たりは感じられる。 これ。 肉眼ではほとんど分からないくらい、キメの細かい綾織りです。 ブラックなんだけど、この生地はデザイナーの吉本さんに、ハンドプロセスの刺繍が活きる生地を機屋さんで探してもらったもので、デッドストックです。 今回ね、マイクロスコープしたんですが、ここから登場する生地も全てが黒い色の生地なんですが、一般的なものよりも繊維の輝きがあり過ぎて、ピント合わすの大変だったんですよ。 だから、雰囲気で掴んで。雰囲気で。 もう一つがこちら。 この生地は、amachi.では19SSシーズンにコレクションでつくられていたブランドオリジナル生地です。 ウール50%とキュプラ50%。 これね、当店では取り扱いをスタートする直前の生地だったのですが、この生地を見たことがあってそのときから脳ミソに電気走ったの覚えてる。 それくらい、めっちゃイケてる生地なんですよ。これ。 その当時は、取り扱い前だったから、指をくわえて、良いな良いなって思ってたんですけど、今回チャンス到来。 吉本さんからブランドのアーカイブのオリジナル生地の使用許可と、この生地がたったの2着分だけ残ってるって聞いたので、すぐに確保してもらい今回晴れて当店のExclusiveで使用することができました。 生地タッチは、かなり軽やか。 ウールの心地よいザラツキとキュプラの滑らかな質感が同時に肌を刺激してくる、ハイブリッド型。 生地好きな人は、この生地、全員好きだと思う。 風の通りも良いし、夏の快適な様子を容易に想像できる。 キュプラは日本の素材開発の賜物だから、その産地、富士吉田市でamachi.がつくったシロモノです。 ピンストライプのドレスに寄ったようなファーストコンタクトなのにも関わらず、よくよく見るとエゲつない程の奥行きのある生地。 これも生地が黒いということと、あまりにも上質過ぎて、ボケてるけど気にしないで。 これでいうと経にウール、緯にキュプラです。 ギュッとしっかりと糸が締まってるのが分かるんですよ。 で、どちらも双糸だし、夏場に酷使してあげると生地が喜ぶと思う。 生地のクオリティが高くて、もはや刺繍がなくても、世の中のハイレベルなシャツと闘えるものですが、とてもハンドプロセスも映え、より特別仕様にしてくれました。 特徴的な長い着丈と肘下までの袖丈。 フロントには左右それぞれに大きなインタックが入るDusk Shirt。 バックにも大きなセンタープリーツが入ります。 ボタンは、Collection 008の今シーズンの継承で3つ穴の特殊な貝ボタンです。 洋服を生産することに於いて、現代ではボタンはミシン付けが主流になったことにより衰退した3つ穴のボタン。 それを今コレクションの"Taphonomy = ある物質が長い年月を経て石に変わるメカニズムを研究する学問"を表現したウルトラマニアックボタン。 だから、石の表面みたいに見えるボタンですね。 もちろん手付け。 5種類全てが見た目の違うDusk Shirt。 サイズは、amachi.では5のサイズに相当するくらいのサイズですが、ワンサイズです。 全てにハンドプロセスのシリアルナンバーと手書きの下げ札が付属。 シャツとしてのかなりのハイレベルなところに位置するものができたと思ってるから、夏場にテキトーに羽織ってもらえるだけで、充分ですよ。 そして、Tシャツ。 Ray T-shirt color _ WHITE,BLACK size _ 4,5,6 こちらは、"Observation Records of Light"より"Ray = 光線"をデザイナーのハンドプロセスで仕上げてもらっています。 先日のブログでも書いたんですが、自分の一つのテーマでもあった、Tシャツでどこまでヤれるか。というかヤるか。 これは誰にでもお願いできることではなくて、amachi.ですね。 理由は、素材と見た目の両方の面で、誰もができないものを生み出してくれるデザイナーだからと思って。 まず、ボディはコットン100ですが、オリジナル生地。 毛羽の少なさ、ハリ、コシ、滑らかさ。 よく謳い文句とかで目にするフレーズだけど、この生地は、そういうものとは別次元なのよ。 そもそもamachi.のブランドサイドでそういうTシャツの生地のことを表立って言ってないんだけど、あまりにも良いから書かせて。 これまでブランドで使ってきた生地もすごく高品質だったんですよ。 この感じ、オリジナルだろうなと思ってたんですけど、デザイナーに聞いたら、その頃は違った。笑 そして、このタイミングからブランドのコレクションでオリジナルで製作したものを採用してる。 圧倒的に表面の美しい生地で、生地を置いて顔を地面にくっつけて見ると、その見た目は感動的。 目の細かさと誰がどう見ても上質なのは明確な生地なんですよ。 でもね、そういう表面的な見た目だけが綺麗なTシャツのボディってパリ系のブランドであったりするんですよ。 ただ、最初は良いんだけど、着てて我々日本男児には少し頼りなかったり、作業着的に着用する僕には不向きだったりするワケ。そういうの。 あと、ものによっては生地が柔らか過ぎて、日本の夏には適してないこともしばしば。 気温だけではなく、湿度も高い日本には、柔らかくて滑らかなだけのTシャツってあまり快適ではないと僕は思ってる。 対して、amachi.のこのオリジナル生地は、表面が滑らかで、肌へのタッチは極上なんだけど、芯が強いんですよね。 だから、分かりやすく言うと、肌にまとわりつかない。 でも、肌に当たるときはめちゃくちゃ心地いい。 シャツと同じくらい、すごく糸の締まった天竺編みです。 何のコットンかは忘れたけど、超長綿100。 それを撚りを強くして、細い糸を使ってるんだけど、しっかり目が詰まってる。 でも、繊維が細く、糸も細く締まってるから、分厚過ぎないの。 しかも着ていて、とても安心感ありますよ。 これなら上半身を思う存分、預けられる。 amachi.の吉本さんによるハンドプロセスが加えられたTシャツ。 右側から太陽の光が当たってる設定。 いかにも上質な生地から生えて、映える、ハンドプロセス。 これも一つずつ、デザイナーがTシャツの顔を見て、ハンドプロセス。 サイジングについては、3サイズ設定でブランドのフルサイズですが、コレクションの寸法と大きく変わりません。 しかしながら、パターンは一から製作してもらってます。 右身頃に特異な形状の切り替えを配置しています。 ブラックボディのほうは着ると切り替えは少し分かりにくいけど、切り替え位置からミシンテクニックでの刺繍が入ってる。 通常だとamachi.ではサイズは4ですが、これはワンサイズ上げて5のサイズ。 これだけ刺繍を入れてもらってるから、刺繍部分の裏の当たりはありますが、お好きな方は許容してもらえると思うし、許容してください。 Dusk ShirtとRay T-shirts、明日5月1日(土)より店頭で発売しますね。 オンラインストアでの販売は、3日(月)の12時から承らせて頂きます。 また、明日1日(土)と2日(日)はamachi.デザイナーの吉本天地さんが終日在店してくれます。 そして、LIMITED STORE開催にあたりましてですが、 店内は常に換気をし、スタッフはマスクを付けて、手指の手洗い、消毒をした状態でお話をさせて頂きます。 また、ご来店を頂くお客様は、 ・必ずマスクを付けてのご来店をお願い致します。 ・体調のすぐれない方のご来店は恐れ入りますが、ご遠慮ください。 ・入店時、退店時には店頭入り口のアルコール消毒液で、手指の消毒をお願い致します。 いつもご来店頂ける方には、ご協力いただいておりますが、皆様の不安要素をできる限りなくした状態で開催致しますので、改めてとなりますが、宜しくお願い致します。 5日間の限られた期間ではありますが、ご来店頂ける方のお越しをお待ちしてます。
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