今日は、お知らせしていた新しいスリーブレスを紹介しますね。
これは、マジで、良いものができてると思います。
僕の中では、革命起きてるレベルですから。僕の中では。
・ちょー涼しい
・ちょーエアリー
・全然ダレず、洗濯もバンバンオーケー
・見た目のインナー感がない
・ハンパない
という、神の5拍子が揃った、"新 SLEEVELESS"。
というか、そう思うと、"神(しん) SLEEVELESS"か。笑
先日もお知らせした通り、僕にとっては、これまでのSLEEVELESSを超えることができるSLEEVELESSが必要だった。
そして、そのことが実現できたと思います。
これ。
OLDE HOMESTEADER × CASANOVA&CO
SLEEVELESS SHIRT
material _ COTTON 100%
color _ BLACK
size _ 38,40,42,44
OLDE HOMESTEADER × CASANOVA&CO
SLEEVELESS SHIRT
material _ COTTON 100%
color _ WHITE
size _ 38,40,42,44
OLDE HOMESTEADER × CASANOVA&CO
SLEEVELESS SHIRT
material _ COTTON 100%
color _ ECRU
size _ 38,42
これ。
カラーリングは、上記の通り、3色。
実はもともとは2色、BLACKとWHITEだけで製作をする予定でしたが、いろんな理由があり、ECRUも登場。
ただ、サイズは38と42のみですけど。
でも、やはり一番輝いてる出来なのは、"BLACK"だと思ってる。
まず、今回のSLEEVELESSは、お伝えしている通り、これまでと"生地"も"形状"も、"生産現場"も違います。
全て一新。
まず、生地について。
これ。
ブランドでは、"EXTRA COTTON JERSEY"という名前で登場していたものです。
Y NECK LONG SLEEVEや、CARDIGANという商品と同じ生地。
当店でも、上記の商品は、現在も販売しているし、僕自身もY NECK LONG SLEEVEというものを持ってるんですよ。
この生地が登場したのは、2年前だったでしょうか。
その時のY NECK LONG SLEEVEを持ってるんですが、とても心地良く着られるんですよ。
ただ、最近では、他にも着るものがたくさんあるから、そのY NECK LONG SLEEVEは、通称パジャマって言うんですが、家で着てた。
やはり、こういう仕事をしているので、服は増えていくし、着ていない服もあるのはあるんですよね。
でも、OLDE HOMESTEADERのY NECK LONG SLEEVEは、気持ち良いから着ていたくて、お風呂上がりに素肌に着てたんですよ。
そしたら、寝るときに着てても、すごく快適だったんですよね。
しかも、めちゃくちゃ涼しかった。
そんな時、先日のブログで書いたように、これまでのSLEEVELESSの自分なりの問題点にぶち当たっていたんですよ。
だから、そのY NECK LONG SLEEVEを素肌で着ていて実感していたこともあり、
「これで自分なりに思うことを、より改良したSLEEVELESSをつくったら、かなり良いものができるだろう」
と思ったんですよ。とても簡単に言うと。
そうして、OLDE HOMESTEADERの福原さんにお願いして、この度、出来上がったものがこれ。
"新" SLEEVELESS SHIRT。
このBLACK。
写真をよくよくご覧頂くと、微かにオレンジ色っぽい糸や、繊維が見えるのが分かるでしょうか??
普通、"黒い生地"というのは、特にコットン100%の場合には、"生地染め"というもので、白っぽい色の"生地を黒く染められる"ことばかり。
もはや、知ってる人は多いと思うけど、生地の段階で染色が施されることを"後染め(あとぞめ)"と言う。
僕の認識では、世の中のほとんど多くの綿100の黒い生地は、"後染め"ブラックだと思う。
ただ、これは、違う。
上の写真をご覧頂いて分かる通り、"ブラック"と"オレンジ"、あとチャコールだったっけな??
その3色の繊維で編み上げられた、"先染めブラック"なのだ。
だから、通常の綿100の黒よりも、類まれなほどに男前に仕上がってる色してると思いますよ。
この黒の見え方、全然違うから。
しかも、その糸。
ヤバヤバのヤバの糸を使ってる。
というか、福原さんが、オリジナルでつくってる糸。
これは、ハンパじゃない。
通常流通は絶対にしていない、"オリジナルの糸"なのだ。
もうね、言いたくて言いたくて仕方がないんだけど、ブログで書くのがNGだから、言えないんだけど、ヤバい糸なの。
だから、僕は、この福原さんがつくった糸で何か自分なりの理想的なものをつくりたかったし、今回、それが実現してとても良かったと思っています。
更に、この生地。
これが表から見たもの。
こっちが裏側から見たもの。
表と裏で、わずかに組織の目が違うのが分かりますでしょうか??
この生地は、"二重組織"。
表と裏で、編みの目が異なる。
表は、一般的にTシャツの生地に採用される"天竺組織"。
裏は、一般的にポロシャツに採用される"カノコ組織"。
この"表・天竺、裏・カノコ"だからこそ、"ある程度"薄くつくることができ、とても気持ちよく着ることができる。
通常、ヘビーでタフなTシャツ系の生地というのは、"度目(どもく)"という、目を詰めてつくる。
それが"度詰め(どつめ)"というもの。
夏場に涼しく着るための服の目が詰まってると、そりゃ暑いに決まってる。
でも、目を詰めなければ、多くの場合には度重なる洗濯で、すぐにヨレヨレの伸び伸びになってしまう。
ただ、このOLDE HOMESTEADERの福原さんがつくった生地は、表側の天竺編みの組織の目を甘くし、"風が気持ちよく通り抜ける"隙間をつくりながらも、裏側のカノコ組織が、しっかり支えてくれることによって、ダレてしまうことがない。
これは強靭な生地だ。
その上、肌に一枚で着ても透けてしまう心配もない。
だから、真夏にはとてもとても心強いのだ。
次に、形について。
これまで同様に、首ぐりが深くなく、まるでTシャツを着ているかのような安心感のあるネック寸法は、もちろん健在です。
そして、今回の衿ぐりの仕様は、今ではほとんどお目にかかれない、古い時代のネック仕様。
スッキリと仕上がるのに、ネックラインが非常に綺麗に仕上がるという首元。
そして、これまでのSLEEVELESS SHIRTは、表側のステッチが目に見えて分かりやすく露出していましたが、今回は、あまり見えません。
これには、意味がありますが、ブログでは言えません。
この写真を見るといかにも風が体中を通り抜けていきそうでしょ。
期待して。
後ろのネックも比較的高めだと思います。
そして、今回、自分の中でとても大きなテーマだった"インナー感をなくす"こと。
そのためには、肩幅の寸法を改める必要があった。
パターン寸法ではないのですが、僕が自分の持ってる、以前のSLEEVELESSと比較すると同じサイズでも、7cmくらいは肩幅を広くしてもらっています。
これにより、大幅に"ノースリーブの洋服感"を出すことができてると思う。
肩先の生地端の処理も、首元と同様に、少しプクッと膨れたような仕様です。
これにも、とても重要な意味があります。
そして、そのことは、結果的に所有頂いた皆様には、大きな恩恵となってご体感頂けると思います。
アームホール。
アームホールは、これまでのSLEEVELESSよりも、結構攻めた寸法になっています。
福原さんにサンプルをつくってもらい、3月くらいに僕がしばらく着てみていたのですが、それはめちゃくちゃ小さいアームホールをしていて、もう少しだけ、カマ底というアームホールの脇下位置を下げてもらうことにしたの。
予定では、1cm分カマを下げる話だったのですが、この生地のことを熟知している福原さんが改めてこちらの要望と、全体の寸法バランスを見つめてくれた時に、最終的に、商品の寸法は、そのサンプルよりも0.5cmだけカマ底を下げました。
今回のSLEEVELESSも、これまでのもの同様に、着用する前には必ず水を通して、洗濯をしてもらう必要があるのですが、それでも、最初は、ネックの詰まりとアームホールの小ささが気になる方もいると思います。
僕自身も、最初のネックの詰まりや、アームホールの脇にクッと入りこんでくる感覚に少し戸惑いました。
が、、、
しかし、、、、
信じてくれ。
今回の"新"SLEEVELESSを"3回着て終了"。という方は、これを選んで頂く必要はない。
この夏から、しこたま、はちゃめちゃに着てくれる予定の方々、いや、それだけではなく、"来年も、再来年も、今回のSLEEVELESSを着よう"と思って頂ける方には、是非手にして頂けると嬉しい。
ヘビーユース + 時間の経過を考えた時に、ベストと言えるネック寸法とアームホール寸法を、福原さんが導き出してくれています。
あと、ちなみに、今回の"新"SLEEVELESSは、今年が、一回切り。
最初で、最後のスリーブレスです。
だから、ご検討頂ける方々には、是非、積極性を持って、思い残すことなくお選びください。笑
そして、裏。
裏から見た、生地と縫製糸のコントラスト。
マジで、かっこいいと思う。
今回の"新"SLEEVELESSは、僕が認識する限り、"カットソーを縫ったら世界一"というクオリティの縫製工場でつくってもらっています。
僕にとっては、このSLEEVELESSをその方々に縫ってもらえてることが、本当に光栄に思う。
以前、東京でその方に初めて会ったことがあったのに、その時は挨拶できなくて、後でその人だって知った時には、本当に後悔の波が押し寄せてきた。
日本が誇るカットソー業界の超レジェンド。
誰が縫ってるのかは、もちろん公表できないけど、それくらいヤバい縫製してますから。
しかも、それが途轍もなく理に適ってる。
だから、今回のスリーブレス、ヤバいのよ。
表にはダブルステッチが見え、裏側には伸縮を持たせた縫製が見える仕様。
生地そのものもコットン100%で、縫製の糸も、表も裏も、全てコットン100%。
この縫い糸までコットン100%ということは、新品時ではなくて、着ていく先で、着心地に大きなメリットがある。
不快感が一切なく、どんどん肌に馴染んでいく感覚。
まさに、超絶ストレスフリーな肌アタリ。
しかも、それも、、、
具体的に何か絶対に言えないけど、"フツーの綿糸ではない"。
"タンクトップ"というジャンルの服で、これほどまでの縫製レベルのものは、滅多に出会えないと思いますよ。
そして、これ。
僕が既に9回かな?
洗って、着てるもの。
ネックとアームホールは馴染み、そして、毎日これを着てたから、そのエアリーで圧倒的な涼しさに既に虜になってる。
だから、出来ることならば、全員に着て過ごしてもらいたいレベル。
単品だと分かりにくいと思うから、新品と比較してご覧ください。
上にあるのが、新品。
下が9回洗って、着てるものです。
縫い糸そのものが締まり、更に、ネックラインの縫製の幅が馴染んで細くなり、着用する人の頭の大きさと首に合わせて首が伸びる。
適正な首の開きにはなりますが、見た目では、着るとシャープに見えると思います。
アームホール。
こちらも縫い代の幅がシャープに変化します。
写真では分かりにくいですが、コットンの縫製糸での縫製箇所に伸び馴染みが生まれ、アームホールも適正に開いてくれるように思う。
これが、とても心地いいものですよ。
9回の洗濯は、家に帰ったときに、嫁さんが洗濯機を回し終わってなければネットに入れて洗濯機に投入。
既に洗濯が終わって、乾太くん(乾燥機)を回していたら、改めて洗濯機を使う水道代がもったいないので、致し方なく手洗いをしていました。
普通に、何も気にせず洗濯してもらうのでオーケーです。
新品時と、9回洗ったものとを比較すると、数値で見るとネックとアームホールが適正に開き、結果的には、全体的に縮んで小さくなってしまうことにはならないですね。
1回、2回程度の洗濯で、最初のほうは、生地が少し縮んだようにも思ったのですが、着ていると変化後を想定し、福原さんが導き出してくれた数値がいかにベストバランスだったかがよく分かりました。
下記に計測数値を記載しますので、ご参考にお考えください。
<新SLEEVELESS 38サイズ ※新品未洗い>
肩幅 : 35.5cm
脇下身幅 : 46cm
アームホール (肩先からカマ底まで一直線) : 17.5cm
後着丈 : 60cm
天幅 : 13.5cm
<新SLEEVELESS 38サイズ ※1回洗い>
肩幅 : 34cm
脇下身幅 : 42cm
アームホール (肩先からカマ底まで一直線) : 16.5cm
後着丈 : 58.5cm
天幅 : 13cm
<新SLEEVELESS 38サイズ ※9回洗い>
肩幅 : 36cm
脇下身幅 : 47cm
アームホール (肩先からカマ底まで一直線) : 19cm
後着丈 : 60cm
天幅 : 17cm
以上が実際の数値ですね。
もう9回洗ったりしてるとだいぶ固定されてくるから、ここから大きく変わってくることはないです。
そして、それを実際に着てるのがこれ。
身長167cm、体重52kgで最小サイズの38。
どうですか??
あんまりインナー感ないでしょ。
完全に僕の普段通りの感じで撮影してるから、タックインしてるけど、着丈の長さも良い感じだと思いますよ。
Araki Yuuのknicker bockersとも良い感じでしょ。
ちなみに、一枚で着ることを考えて、着丈も以前のスリーブレスよりも少し伸ばしました。
肩幅は、"インナー"というよりも、"ノースリーブの服"としての見え方で出来上がってると思います。
僕は、身長の割りに、肩幅が結構あるので、同じような体格の方だったら、もう気持ちだけ"ノースリーブ感"が増すと思う。
アームホールは、ガバガバではなく、適正にフィットしてる。
9回着て洗ってこれですからね。
着用者の方にとって一番良いバランスで仕上がってくれると思います。
進化したCOTTLEのジーパン。
僕は、20代の時から、帽子を被って、ジーパンにタンクトップというスタイルに憧れがあったんですよ。
毎日被ってるIRIES H.Mの夏用の帽子に、世界No.1だと思ってるCOTTLEのジーパンというものは既に揃ってたから、やっと。
それをこの夏ようやく実現できる。
そして、こちらがWHITE。
WHITEというけど、ライトグレーですね。
これは、まだ新品から一回洗って、着用可能な状態にしただけです。
最近ウルトラ穿いてるんですが、神がかってるnonnotteのパンツ。
杉原さん(nonnotte デザイナー)もホントすげーわ。
インナーとしても超優秀だと思うし、手にして頂けた方で、腕を出すことに抵抗がない方には、一枚で"アウタースリーブレス"としても活用頂けたら、とっても嬉しいです。せっかくだから。
ちなみに、ECRUは、38と42しか生産していないくらい、あまりにも生産数が少なくて自分で着る用がないので、撮影していません。
ご検討頂ける方は、イメージでお願いします。イメージで。
そして、お伝えしていたように"新"SLEEVELESSは、22日(土)より店頭で販売をスタートします。
また、22日(土)は終日、翌日の23日(日)は夕方頃まで、OLDE HOMESTEADERの福原さんが店頭に在店してくれます。
そのため、オンラインストアでの販売は、在庫があった場合に、23日(日)の大体18時頃を予定しています。
価格は、¥13,200-(税込)です。
さっきも書いたけど、最初で最後の"新"SLEEVELESS。
このブログでは、具体的なことを書くことはできませんが、実際に手にして頂き、使ってもらえたら、このスリーブレスの出来栄えを存分に体感してもらえると思いますよ。
思いっ切りハードル上げてご検討ください。