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実は毎日が選択の連続。

 

 

以前、何かの本で見たことがあるけど、毎日毎日その行為を選びながら、人間は生きているんだそうだ。

まあ、そこまで些細なことに目を留めて生きている人はいないと思うが、大きな買い物や好きな服を買うとなると、その出来事は少し大きなものになると思う。

 

 

先日のブログでも似たようなニュアンスのことを書いたけど。 ただ、僕が思うにいわゆるその「選択」は、その選んだものと繋がり始める第一歩だと思う。

 

 

言い方を変えると、ものとこれから向かえる時間を共にしていくスタートラインに立つことなんじゃないかな。

 

 

そう考えると結構、ステキなことだと思う。

限りある人生の中での、"ものを選ぶという行為"

 

 

ただ、当店は洋服を取り扱って、それを紹介していって、"洋服"を選んで頂いているから、皆様と"洋服を選ぶ"ということにもう少し注目したい。

そのスタートラインに立つ前、重要なステップを一緒に踏みたいと思っている。

 

 

ただ、そこを乗り越えたとしても、その洋服をどう着て頂けるのか、どう扱って頂くかはご購入頂いた方次第。 その方に委ねたいと思う。

 

 

当たり前だけどね。

 

 

このブログで日々随分と偉そうなこと言ってるけど、このブログを通して少しでも洋服というもののことをより良いものと感じてもらえたらそれ以上のことはない。

そして、その洋服と一緒に人生を歩んでくれたら最高。 泣くほど嬉しい。もしそうなら。

 

 

ただ、やはりこうやってブログやインスタグラムなどで外に向けて発信してたりすると感じることは様々ある。 良いのか悪いのか。 これは洋服に限らず、いろんなものに当てはまることだと思う。

 

 

"消費" この言葉にはすごく考えさせられる。 いろいろな捉え方はあるし、どのような対象物に対してなのかということに於いても変わってくるから、このブログの中では、「洋服」に限定してると思ってください。 もはや当然のごとくエスエヌエス。 ソーシャルネットワーキングサービス。 これはみんな使ってる。 当店も使ってるし、みんな。

ただ、ちょっとどうなんだろうねって思うこともある。 インスタにあげるためだけに洋服買ってる人も、中にはいる世の中じゃないですか。 インスタにあげました。はい、終わり。

 

 

それがいわゆる大きな大きなファッションシーンというものの流れの一つでもあるのは分かってるし、でもそれでちょっとだけ着て終わりっていうのも少し残念な気がする。 せっかく買った服なのに、すぐに手放す、売る・捨てる。 もっと大きなことだと思うんですよね。 本当の洋服って。

 

 

見た目に飽きるというようなことももちろんあるとは思う。 ただ、こういう服着てますよってアピールだけのための買い物は少しもったいない気もする。

 

 

それに、物理的にも、糸や生地、縫製には限界はある。 消耗してしまう。

ただ、消耗品であるけど、 消耗品ではないと思う。

単に消費するだけのためじゃないと思う。

 

 

所有することによって、袖を通し、着ることによって、 大きく、心に、感性に、影響を与えてくれるものだと思う。

それが、本当の洋服なんじゃないかな。

 

 

もとはと言えば、身体を外的刺激から保護するために生まれた"布"という時代から、大きく進化した。

一枚の布切れから、社会的階級を誇示するための洋服、身分を表す装いという時代から、見た目や装飾だけではない、例えばポケットやファスナー、適材適所に合わせた機能を持たせたものが誕生し、今に至ると思う。超大別すると。

 

 

今は、衣料品も含め、たくさんの洋服というものが日々誕生しているし、日本国内供給数だけでも、人口一人当たり40着以上の洋服を年間で購入して、やっとプラスマイナス0になるという。

生産をする限りは消費が必ず生まれるし、当たり前のことなんだけど、そんな中で、どのような洋服を選ぶかってすごく重要になってくると思うし、その洋服をどのように扱うのかっていうことも大切。

衣料品ではない、洋服ってきっと人生の中で大きな意味を持ってくるから。 ただ、着るだけじゃないと思うんですよね。 だから、今回こういったことを訴えかけたいと思った。

 

 

洋服って、着るとすごく楽しいじゃないですか。

そして、それを着ることによって着る人の感覚を高めてくれるものだと思う。

 

 

それはきっと短期間着て、手離してっていう、「消費」するだけで感じることは難しいんじゃないかな。

 

 

だから、そうではなく、一着の洋服と付き合っていってほしい、人生の中で時間をともにしていって欲しい、

言うなれば、 パートナーとして。

 

 

そういうことを一緒にやりたいと思ったの。

 

 

とある、チームと一緒に。

 to be continued...

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