ここに来て、周りに周ってCOMOLIに戻ってくるという人や最近は少し離れていたけど、またCOMOLIがちょうど良いんだって言って頂く方がいるように感じます。
もちろん、初めての方もいらっしゃると思いますし、ブランドの中でラインナップはすごく幅広いので、その中で好きなもの、そうじゃないものがあるのは当然のことだと思います。
そして、この暑くなってきたときに登場。
COMOLIの春夏の代表的な生地、ベタシャン。
通常のシャンブレーは、デニムとほとんど構成は一緒。
経糸がインディゴ、緯糸が晒し糸(生成り)で、デニムと異なるのは、織り組織の違い。
デニムは、生地表面が斜めに見える「綾織り」なのに対して、シャンブレーは「平織り」。 つまり、縦と横が交互に交差して織り上げられる生地ということです。
それでね、このベタシャン。 シャンブレーという生地の一つなんだけど、少し糸の構成が違う。
シャンブレーは、経糸がインディゴ、緯糸が生成りっていう明確な定義があるんだけど、ベタシャンはその糸の色が違うんです。分かりやすくいって。
僅かな違いはあるんですが、経糸と緯糸がほとんど同じ色。
だから、生地表面がベタっとしたようなカラーリングに見えるわけですよ。
それでベタシャン。簡単に言うと。
カラーリングは、ブランドではいくつかバリエーションがあったんですが、当店ではBLACKとKHAKIの2色での展開です。
理由は、夏の黒が好きなのと、カーキの色出しがもの凄くマニアックだったから。
あたかも何十年も着たかのような見た目をしてるカーキ。
しかも洗いを強くかけてプレスで仕上げをしてないから、シワシワ。 イケてるわって思って。
ただ、既にカーキについては現在、3日の午前10時時点でサイズ1のみになりました。 ブラックは今のところ、サイズ1と3のストックです。
単品で、光に当てて見ると多少透けるくらいの生地です。
ただ、実際に着てみると透けるのはあまり感じないんじゃないかと思います。
あと、生地の目がガッチリ詰まってるかって言うとそうではないので、すごく風の通りが良いですね。
表面は凹凸感があるし、夏場の咽ぶような灼熱の時期でも比較的快適に過ごしてもらえるんじゃないかと思います。
オープンカラーなので、フロントボタンを閉めての着用も良いですし、フルオープンでもオーケーです。
気持ち袖丈は長めですし、半袖のシャツを開けて着たときの、あの幼稚さは感じませんね。 生地の雰囲気がいかにも古そうな感じなので。新品だけど。
あと、フロント見返し(前身頃のボタン、ボタンホールのある裏の折り返し部分)の端には、セルヴィッチ付きです。 昔ながらの鶴の恩返し的なシャトル織機で織り上げられた生地の証です。(手織りじゃないけど。)
そして、今回は同じオープンカラーですが、もう一つ展開があります。 初めての登場、タイプライター オープンカラーシャツ。
こちらは、NAVY。
サイズは、こちらは現在のところはサイズ2と3のみです。
価格は同じ¥23,000-(without tax)。
通常、タイプライターというとハリのある気持ち硬めの生地ですね。
それは、細いコットンを密度を高く打ち込むから。
パリパリというかハリが強い生地であることはすぐに認識できる生地であることが多い。
ただ、COMOLIのこのタイプライターは、通常よりもかなり柔らかいですね。 もしかしたら、一般的なものよりも少し打ち込みを弱くしているかも。
しかしながら、キメの細かさは健在。 先ほどのベタシャンのオープンカラーに比べて、風が通り抜けていくというよりは、風を含んだ着用感になると思います。
ベタシャンが、風でフワッとそよぐイメージなら、タイプライターは、風で膨らむイメージですかね。
カラーリングは、僅かに赤みを感じるネイビーですね。
あと、ベタシャンとは同じオープンカラー仕様ですが、縫製のディテールが違います。
ベタシャンは洗うとシームパッカリング(縫い目のシワ)がもの凄く走るように設定されているのに対して、こちらはそこまでではありません。
衿などもハンドステッチ風の処理がベタシャンでは行われているのに対して、こちらはそうではない。 半袖のシャツだけど、より品がある佇まいにしてありますね。
夏場に少しラフに着たいけど、ただ、めちゃめちゃ力を抜くようなスタイルではちょっとな・・・っていう方には適しているかもしれませんね。
全体的に多少のツヤは見てもらえると思います。
現在は、当店は9時〜12時でアポイント営業、12時〜18時で通常営業をしています。
ゴールデンウィークで家に籠り過ぎて、もしちょっと出かけたいなと思ったら、頭のどこかで僕らの顔を思い出してもらえたら泣くほど嬉しいです。笑
それでは。