Post Production FACE Sandalsについて

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こんにちは。




CASANOVA&COの野口です。




先日更新したHERILL Ramie High gauge crew neckについて、ご覧いただけた皆様、ありがとうございます。



まだの方は、お手すきの際にでもご一読いただけましたら、とても嬉しいです。





さて今回。2回目です。





今回は、Post Production(ポストプロダクション)。

ブランドとしては革靴をメインに、レザーのお財布やベルト、カバン、手袋など、幅広くレザーアイテムをつくっているブランド




そんなPost Productionですが、今回ご紹介するのは、ブランドの根幹をなす”革靴”です。



今シーズン新たにつくられた”FACE Sandals”と、ブランドの顔とも言える代名詞”Re-lux”の2種類をご紹介したいと思っています。


が、まず今回は”FACE Sandals”のご紹介。




普段スニーカーばかりで、夏場に何履いたらいいか分からないという方。

夏でもレザーシューズじゃないと物足りないという方。

レザーサンダル、もう持ってますよ。という方。



皆さんにとって、素晴らしい一足だと思います。




Post Production

FACE Sandals

material _ Fur Seal

color _ Brown

size _ 4(24~25cm),5(25~26cm),6(26~27cm),7(27~28cm)




こちら。

実は、ブランドとしては初めての展開となるサンダルです。





Post Productionは”靴紐のない革靴”を展開しており、

前述した代名詞的存在とも言える”Re-lux”も、ローファータイプの革靴です。

他にもサイドゴアブーツやメンズパンプスなど、つくられるレザーシューズはどれも靴紐のないもの。




これはデザイナーである甲斐さんの考え方がとても強く反映されています。




それは、


「サッと履けて、締まった足元を演出してくれる」


ということ。





靴紐を結ぶという行為を必要とせず、それでいてその日の装いに品を与えてくれる。



そんなレザーシューズを追求しているPost Productionだからこそ、

軽やかな印象が強くなりすぎてしまうサンダルという存在は、

ブランドとしての哲学を適えるものをつくるのが難しかったのでしょう。





しかしながら、今年、現れました。

”FACE Sandals”




甲斐さんはこのFACE Sandalsを


”靴然とした顔つき”の履き物


と表現しています。




暑い夏、必然的に軽やかになる服装に呼応するように求められる足元の軽やかさ。

つまりはサンダルという選択肢。



しかし、それでいて革靴を履いているかのような佇まい。



このFACE Sandals、とても見事に共存していると思います。



そしてその上で、履き心地、使われているレザーの素晴らしさも兼ね備えている一足。





細かく見ていきましょう。





足の甲にまで履き口が開いたような形に、ヒールのストラップ。

トゥの部分には開きはないけれど、

これは靴なのかと言われれば、

うーん、



サンダル。


ヒールのストラップは踵部分は幅が広く、両サイドは少し細め。


踵のホールド感を損なわずに、サイドから見たときには少しシャープに見えるような設計です。


また、両サイドが細くなっていることで、くるぶしの骨にも当たらないので、靴擦れのリスクも軽減していそうです。



細かな部分ですが、とてもきちんと考えられていると思います。


ストラップはかなり厚みのあるバケッタレザーです。


構造上、ここは多少の伸びや馴染みが起こる箇所ですが、それでもこれだけの厚みであれば耐久性も十分だと思います。


ライニングもついているので、足への当たりもとてもソフトで滑りにくくなっています。


約7mmほどの間隔で6つのホールがあるので、微細なフィット感の調節も可能です。


素足でもソックスを履いてでも対応できそうなのは嬉しいですね。



当店だと、Olde H & Daughterのシルクソックスなどで合わせてあげるのも、とっても良いと思います。



ヒールストラップの付くサンダルは、足の踏み出しに合わせて踵の上下動をサポートしてくれるので、歩行性が高いものが多いですが、

これはその中でもとても歩きやすいものだと思います。


足の甲の部分に開放感がありつつ、力の入るつま先部分と激しく動くかかと部分はしっかりカバー。



履いてみるとホントによく考えられているバランスだなぁと感心させられます。




製法はボロネーゼ製法と呼ばれる製法。マッケイ製法から派生したつくりなので、マッケイ製法と同様に底付けの縫い糸が靴の内部から視認出来ます。


ライニングのレザーごと縫われている白いステッチが底付けの糸ですね。


製法のことは細かい説明は難しいのでここでは省きますが、FACE Sandalsに関しては、足を包み込むようなつくりで、とても返りの良いしなやかな履き心地になっていると思っていただければ完璧です。



僕自身でボロネーゼ製法の特徴とかを図解してお伝え出来ればいいのですが、絵心が壊滅的なのでお許しください...



そして先ほどちらっと見えたライニングのレザー。



これはエントレフィーノという種のラムレザー(羊革)です。


スペイン原産で、とってもキメが細やかなので、肌に触れたときの心地よさは別格ですよ。



モチっとして、フワっとして、サラっとしている。


素足で履いたら最高に気持ちいいと思います。



内側から見ると、そんなエントレフィーノラムのライニングごとガッチリ縫い付けられたストラップ。

これは安心感ありますよね。





あとバックルは「pospro」の刻印入りです。







さて、話はつま先側に移ります。



靴の顔はトゥですから、見てみましょう。





トゥ部分を正面から見ると、、、




つま先から甲の方向にかけて、脚の外側と内側で高さが変わっていっているのが分かると思います。




また、今度はサイドから見ると、、、




トゥの部分にほのかな丸みがあり、甲にかけて一度反るようにして曲線を描いていきます。




一般的にはサンダルというジャンルの履き物はぺたんとフラットで、

つま先を引っ掛けるようにして履くものがほとんどかと思います。



サンダルを表す時に使われる”つっかけ”という言葉も、

本来は「履物を足の指先にひっかけるようにして無造作に履く」という意味。



しかしこのFACE Sandals。

踵もストラップからのサポートを受けホールドされ、そして何よりつま先から甲にかけてしっかりと足型に沿うようにつくられています。



まさに


”靴然とした顔つき”の履き物




Post Productionの甲斐さんが履き物に求める要素である、履き心地と気品。

そして夏の履物に求められる軽快さ。


このFACE Sandalsは、つま先から踵までがきちんと連携が取れていて、統一されたPost Productionの空気のなかで、求められる要素に完璧に応えている。




ここまで触れてきませんでしたが、この革。

Fur Seal


オットセイです。



僕は今までオットセイのレザーというものも、そもそもオットセイという生き物も、そんなにちゃんと観察したことがなかったのですが、

見た目とタッチにとてもいいギャップがあると感じました。



見た目は、とても迫力があって野性味のある荒々しさを感じます。


が、触れるともっちりしていて、凹凸はあるけどとてもしなやかなレザーです。


シボの凸の部分にはしっかり光沢もあるので、Post Productionが求める気品もしっかりあります。




レザーシューズやレザーサンダルを履き慣れている方にとっても、Fur Sealというレザーだけでも十分に差別化でき得るものだと思います。



サイズは4,5,6,7の4サイズの展開です。


それぞれ


4 = 24~25cm

5 = 25~26cm

6 = 26~27cm

7 = 27~28cm


というイメージです。





私、野口の場合、足長の実寸が左右ともに約26.0cmでサイズ6が程よくゆとりのあるジャストサイズでした。


素足でも、with靴下でも問題ないサイズです。


ちなみにRe-luxだとギチギチのビタビタで5を履いています。




比較的細身でシャープな印象のフォルムですが、Re-luxなどに比べると、

FACE Sandalsはヒールがオープンな分、多少幅広な足の方でも対応できそうな気がします。







これからの季節、


ショートパンツで軽快に合わせても良し。


サマーウールのスラックスを少し溜めてレザーシューズっぽく履くのも良し。


はたまたフェードしたデニムに、凛々しさをプラスするために履くのも良いでしょう。




キャラクターのある履き物ですが、実際は見た目も履き心地も兼ね備えた一足です。





夏の履き物にお困りの方。

ぜひ見てみてください。


お困りでない方も、見ていただけましたら幸いです。




Post Productionの代名詞的存在、”Re-lux”はまた後日ご紹介させてください。





CASANOVA&CO 野口