山内のTシャツ

 

 

 

 

 

 

 

今日は、Tシャツを紹介しますね。

 

 

 

 

当店にお越し頂けるお客様方は、夏場でもあまりTシャツ一枚で過ごすというような服装をされる方は多くないと思うし、夏場でも、蒸せるような暑さにそれなりに適した長袖のものを着て過ごされる方が中心。

 

 

 

 

 

そういう服装が可能な長袖シャツやその類のものをできるだけ当店でご覧頂けるラインナップとして用意しているのですが、それでも、燃えるような灼熱の暑さには、もう限界と思ってしまうようなタイミングはくると思う。

 

 

 

 

 

僕自身でも、スタンダードでは年中長袖長ズボンなのですが、さすがに溶けてしまうような気温の時には、そうもいかない。

 

 

 

でも、どうせならその自然界から与えられる季節の特徴をできる限り快適に満喫したいと思うわけです。

 

 

 

 

 

そういう時に登場するのがTシャツ。

 

 

 

 

 

でも、どうせなら仕方なくTシャツを着るというマインドではなくて、喜んで着て過ごしたいと思うのですよ。

 

 

 

 

 

ただしかし、そのようなTシャツというのは、そこら辺にどこにでも存在するとは思えない。

 

 

 

 

 

だから、当店でも、Tシャツも選びに選んだ"セレクトショップ"してるわけです。

 

 

 

 

 

 

そうすると結果的には、Tシャツという、誰もが瞬時にイメージできる"限られた洋服づくりの枠組み"の中で、それぞれのブランドのオリジナリティ溢れるエッセンスが必要となるわけです。

 

 

 

 

 

 

僕がTシャツに求めることは以下の通り。

 

 

 

 

・フツーに着れる(公園でもイオンモールでも何にも気にしなくていい)

 

 

・でも、フツーのクオリティではない

 

 

・高級感は必要(だらしなく見えず、良いパンツ穿いても、それに負けないものであること)

 

 

・洗濯に強い

 

 

・当たり前に涼しい

 

 

・本気でつくってるTシャツ

 

 

以上。

 

 

 

結構普通のことだ。

 

 

 

でも、僕にとって、上のことを満たしてくれるものは全然出会えない。

 

 

 

 

Tシャツって、もとはアメカジのアスレティックウェアだから、どうしてもその感じが拭い切れてないものも多く、そういうのはおっさんが着ると、本当におっさんになってしまうし、20代前半の頃はアメ村で、アメカジを追い求めた頃はあったけど、今は別にアメカジが好きなわけでも何でもないので、このような志向を納得させてくれるTシャツは、非常に限られている。

 

 

 

 

 

でも、中には、良いものもあるわけです。

 

 

 

 

 

だから、一つずつ紹介していきますね。

 

 

 

 

 

 

冒頭に言った通り、今日は、山内。

 

 

 

 

これから、nonnotteやBengt Paris、更なる山内(無染色リネンのTシャツ)などが登場しますが、まずは山内。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山内

 

強撚フリーカットポンチ・ショートスリーブTシャツ

material _ COTTON 83%,POLYURETHANE 12%,NYLON 5%

color _ CHARCOAL NAVY

size _ 2,3,4,5

 

 

 

これ。

 

 

これまで山内の山内さんがこのTシャツをつくってから、必ず毎年取り扱ってきた。

 

 

 

その理由は、やっぱり凄いと思えるTシャツだから。

 

 

 

山内の考え方に基づいた、生地、縫製、Tシャツのアウトライン、涼しさ、見た目、納得できる耐久度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、生地について。

 

 

組織でいうと名前の通り、ポンチというもので、非常に伸縮性に富んで、表面は滑らかに仕上がることが特徴のもの。

 

 

 

でも、それをこの混率で仕上げてることが非常に珍しい。

 

 

 

コットン83%、ポリウレタン12%、ナイロン5%というもの。

 

 

 

通常、Tシャツはその多くがコットン100%であるが、これは違う。

 

 

 

コットンが83%。

 

 

 

その組成のほとんどをコットンが占めているがちょっと変わってるの。

 

 

 

表には全てコットンが現れるのですが、Tシャツの名前にもある通り、"強撚"という糸のコットン。

 

 

 

 

通常のTシャツよりも、紡績だけではなく、糸になった段階でも、更に"追加で"糸をねじり、より一層強固なものにしたコットン。

 

 

 

 

そのため、非常に生地表面が滑らかに見えることや、コットンにしては光沢が強くなるし、生地のドレープ性が高まるの。

 

 

 

 

あとは、無理のないように目が詰められた生地であることもあり、非常にキメ細かい生地なの。

上の生地を拡大した写真を見ても分かりにくいかもしれませんが。。。

 

 

 

 

だから、まあ、カジュアルな休日着のTシャツというよりは、今回紹介してる山内のものは、Tシャツにしては驚きの高級感が伴ってると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、これが裏側。

 

 

かなりカメラのピントを合わせるのに苦労したので、見にくいかもしれないけど。笑

 

 

 

先述の通り、表には全てコットンが現れます。

 

 

 

 

残りの混率である、ポリウレタン12%とナイロン5%は、ここで登場。

 

 

 

そして、その2つの素材が大きな役割を担ってるんですよ。

 

 

 

 

裏の生地の拡大写真を見て頂けたら、何となく、表と見え方が違うのが分かりますかね??

 

 

 

 

 

もう一度。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

表。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏。

 

 

少しだけ裏側の方がピカピカ光ってるのが分かりますかね??

 

 

この理由がポリウレタン。

 

 

 

大体、コットンとポリウレタンが半分ずつくらいの割合で裏側に現れる。

 

 

 

しかし、山内の山内さんが言われるのは、"強撚コットン"と"ポリウレタン"とを一緒に編み、それぞれの素材を絡ませることは非常に困難なのだそうだ。

 

 

 

 

 

だから、どこにでも存在する生地ではないのだと言う。

 

 

 

 

そして、この強撚コットンとポリウレタンが肌に当たる裏側に出ることによって、着用時の冷感にもつながる。

 

 

 

 

 

あとは、これ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

このTシャツは、生地が断ち切りで、表も裏も、身頃の接ぎ以外は全部カットオフでできている。

 

 

 

自由に揺れる生地のエッジ。

 

 

 

通常であれば、断ち切りの状態であれば、生地端から糸が吹き出して、ほつれてくる。

 

 

 

 

しかしながら、このTシャツは"ポリウレタンが強撚コットンを裏側から支える"ことによって、ほつれてくることがない。

 

 

 

 

その上、通常のTシャツを切った際に発生する"カーリング"というクルクルと生地端が丸まってしまう現象が起こらない。

 

 

 

 

上記の"ほつれない"・"カーリングしない"ということは、よほど引っかかったりしない限りは、洗濯を繰り返しても問題ありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ネック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

袖口。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裾。

 

 

Tシャツの生地端は、このように全て切りっぱなしの状態だ。

 

 

 

これゆえに、着用時には、袖口や裾が軽やかに動きが出て、自由度が高く、Tシャツなのに、とても洗練されたように見えると僕はいつも実感しています。

 

 

 

 

これまでもこのブログで"山内の縫製"の細やかさについて、何年も触れてきましたが、ブランドとして、切りっぱなしで仕上げる洋服は、この生地のシリーズのみ。

 

 

 

 

それは、山内の山内さんが、この生地の特性を最大に活かそうと自分で洋服の仕様を考えて設計してるものだから。

 

 

 

 

 

更には、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

裏側。

 

 

アームホール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

身頃脇。

 

 

分かりますでしょうか??

 

 

 

裏側のシームの生地端までも、切りっぱなしの状態で仕上げられてる。

 

 

 

 

日頃、布帛の洋服であれば、縫い代で隠れて見えなくなるところも当然のようにオーバーロックをかけることをはじめ、とにかく細かく細かく手を加えるブランドだけど、これは、生地端を露出させることで、生地の特性を活かしてる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

でも、表は、こう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Tシャツなのに、縫製のピッチも細かく、まさに縫い糸が"点"のように連なって見えるの。

 

 

 

ヤバくないですか??

 

 

 

こんなTシャツ、僕は他で見たことない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

再び、裏のシームの写真ですが、、、

 

 

 

極めつけにこのTシャツ、縫製仕様が"シャツ"なの。

 

 

 

具体的にいうと、"布帛仕立て"。

 

 

 

普通であれば、このような伸縮性の高い素材は、シーム部分も伸び縮みできるようにするために、カットソー用の縫い方で縫われます。

 

 

 

でも、これは、そうではない。縫い目の表も裏も、どちらもシャツを縫っているかのように見える仕様。

 

 

 

 

これは、全然一般的な仕様ではなくて、山内のものづくりのエッセンスなんですよ。

 

 

 

 

元来、布帛(織り生地)の洋服づくりを深められるように追究してきた山内さん。

 

 

 

 

だから、どうすれば伸縮性の高い"編み地"を山内仕様でつくることができるのか。ということをとても考えた結果、辿り着いたのがこの仕様。

 

 

 

 

 

これを実現させるために、全ての縫い代の部分には、縫い代よりも狭い幅の"接着芯"を全ての箇所に貼り付け、"縫い代を固定する"という手法をとってる。

 

 

 

そして、本縫いミシンで仕上げてるの。

 

 

 

 

全部ですよ。全部の縫い代。

 

 

 

 

 

まあ、それが何なのかというと、、、

 

 

 

 

 

着用者の方には、きっちりとしたメリットがあるの。

 

 

 

 

 

それが、着用時の驚きの美しさ。

 

 

 

 

 

マジで、普通のTシャツを着てるようなカジュアル感じゃないから。

 

 

 

 

 

着たときの見た目の立ち姿の美しさといったら計り知れないですよ。これ。

 

 

 

 

 

理由は、縫い代が固定されることによって、"Tシャツの骨組み"がきちんと定まり、山内さんが設計したアウトラインの綺麗さが存分に現れるから。

 

 

 

 

 

ただ、そのことによって着用時の堅苦しさは皆無。

 

 

 

 

・シームが固まることによって、骨組みとなるTシャツの輪郭の美しさ。

 

 

・非常に伸縮性に富んだ生地の動きの軽快な自由さ。

 

 

 

 

 

この2つの要素が見事に融合してる。

 

 

 

 

 

圧巻だ。

 

 

 

 

 

こんなTシャツないですよ。

 

 

 

 

 

 

もちろん、Tシャツを着ている開放感もきちんとあるから、アダルトジェントルメンの方々には、とても良いんじゃないかと思いますよ。

 

 

 

 

 

超優秀Tシャツだから、これ。

 

 

 

 

 

 

ものづくりのオリジナリティーと、洋服の見た目、着用時の心地良さ。

 

 

 

 

 

 

このような要素が高レベルで揃ったTシャツは、全然出会えない。

 

 

 

 

 

 

既にご存知の方には、このTシャツの存在は、新鮮さはないかもしれないですけどね。笑

 

 

 

 

 

 

ただ、僕は、そのような"新しさ"だけではない、"名品の洋服"としての地位があるTシャツだと感じてる。

 

 

 

 

 

あっ、でも、これまで、この色はなかったと思います。

 

 

 

 

ニューカマー。

 

 

 

 

"CHARCOAL NAVY"。

 

 

 

 

 

写真は、なるべく現物に近いように撮影するように心がけましたが、独特なニュアンスのある色です。

 

 

 

 

 

まあ、使い勝手としては、黒と一緒ですね。笑

 

 

 

 

 

ちょっと軽やかさが出たBLACKって感じでしょうか。

 

 

 

 

 

既に知ってる方にも、これまでご存知ではなかった方も、山内の洋服の良さがすごく実感してもらえると思うから、是非使ってみて。

 

 

 

 

 

 

この夏が終わる頃には、「振り返ったらすごく着たな」って思ってもらえる可能性が高いTシャツだと思いますよ。

 

 

 

 

 

 

僕がそうでしたから。

 

 

 

 

あと、そうそう。

この生地は、ジャケットタイプのものと、パンツも取り扱ってるので、夏のセットアップスタイルも可能。

 

 

 

 

夏場のTシャツとパンツの超快適セットアップってなかなか良い感じでしょ。

 

 

 

 

 

 

サイズ展開でいうと、ブランドのフルサイズで展開しています。

 

 

 

 

Tシャツなので、ピタピタではなく、自然なゆとりを持たせている設計です。

 

 

 

 

僕は身長167cm、体重53kgでサイズは、最小サイズの2がベスト。

 

 

 

 

僕は過去のシーズンでは、2も3も持っているのですが、ワンサイズあげて3でも全然悪くないんですよ。

 

 

 

 

僕くらいの体格の方で3だと気持ち大きめだけど、全然ルーズなオーバーサイズではないです。

 

 

 

 

ただ、Tシャツの綺麗なシェイプを際立たせたい場合には、サイズを上げる必要はないと思います。

 

 

 

 

日頃、Sサイズの洋服を選ばれる方で、2。

 

 

 

 

Mサイズで3。

 

 

 

Lで4。

 

 

 

 

がスタンダードな選び方ですが、夏だから、少し余白持たせようかな。って感じでお考えの場合には、サイズを一つUPみたいな選び方がベストと思います。

 

 

 

 

 

180cmを超えている方は、問答無用で5です。

 

 

 

 

 

まあ、オンラインストアには、ブランド公式のサイズ寸法を掲載してるので、そちらをご参考ください。

 

 

 

 

 

山内のTシャツ、見てみてください。

 

 

 

 

 

 

 

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