WR/ESSE 26AW ~ 天竺編 ~









こんにちは。










CASANOVA&COの野口です。










本日もWR/ESSEのイベントに関して。










昨日に続いてラインナップをご紹介させていただきます。










本日はタイトルの通り天竺素材をフォーカスします。









同じ天竺という構造を持っていても、全く異なるキャラクターを持つ3つのWR/ESSEの天竺。










それぞれご紹介しますね。














fabric _

< PEBBLE >










26SSシーズンに初めて登場した衝撃的な天竺。









その時にはThe Stepのパンツの形でご紹介しました。









僕自身もPEBBLEのThe Stepはこの半年間で一番履いたパンツでしたが、ちょっと規格外ですね。PEBBLE。









天竺を超えた天竺というか。天竺素材という枠組みに収まらない天竺というか。










このPEBBLEに辿り着くまでに圍さんは様々な試行錯誤を重ねています。









いや、圍さんのライフワークとして行われている日々の試行錯誤の積み重なった先にPEBBLEが生まれた、という表現の方が正しいかもしれません。










コットンの原料について、糸の紡績や番手について、加工について、度目の詰め具合や機械の調整。









これらの研究のもとに蓄積されたそれぞれの相性の方程式、そこから見える可能性を拾い上げて丁寧に重ねていく。









PEBBLEは狙って生み出された表現ではなく、ここまでやり尽くした人間にだけ辿り着くことのできる境地みたいな表現。だからとても革命的な天竺。










PEBBLEの原料はタンギス綿です。









このタンギス綿を独自の規格で紡績したのち、MVS加工を施して毛羽立ちを抑え、摩擦への耐性も引き上げる。










原料、紡績、番手、加工、全てのバランスが計算し尽くされた強くて美しい糸の出来上がり。









これを双糸かつ引き揃えで、ギャンギャンに度詰め。









ただし、生地に凹凸が出てPEBBLEの狙う端正な表情を邪魔してしまわないようにギリギリの度目の詰め方に。










設計の妙と、職人さんの神業です。このおかげでPEBBLEは見た目と着用感に大きなギャップが生まれます。もちろん良いギャップね。










26SSでPEBBLEのThe Stepをご覧いただいた方にはご体感いただきましたが、天竺のパンツなのにまるで天竺に見えない。スラックスに見えてしまう。









それでいて天竺らしく体の動きに追従する伸縮性と強烈なキックバックを兼ね備えていて、長時間座っていてもシワにならない。









洗濯耐性ももちろん超タフ。100回着て洗ってもほとんど変化しない。









布帛でも天竺での辿り着くことができないポジションをPEBBLEは実現しました。











WR/ESSE

[PEBBLE] The Step

color _ BLACK










これがその、PEBBLEのThe Step。









WR/ESSEのスタイルを明示した名作です。
















ウエストはゴム&ベルトループ。








内側にはドローコードも完備。








なんとしてもウエストをずらしてたまるものか、という強い意思を感じます。








僕は8割くらいの確率でベルトをして履きますが、休みの日にちょっと出かけるくらいの時ならドローコードで縛るだけで履きます。









ホントに使い勝手が良い。

















前回NARWHALのThe Stepでも書きましたが、ここの脇線の倒し方などは見事。本当に理にかなってます。









今回のWR/ESSEのブログは生地の話ばかりしていますが、デザインやパターン、縫製仕様も本当に素晴らしいです。









生地があっての形であり、形があっての生地であるということがとても体現されています。











WR/ESSE

[PEBBLE] The Field

color _ BLACK









そして今回、PEBBLEのThe Stepとセットアップにできるジャケットが登場しました。








The Field。カバーオールです。


















ワークウェアらしいディテール。








エッジを出すところはしっかりとエッジを出す。








天竺らしさの面影。








凄まじくバランスの良いカバーオールです。

















書いていて思い出しましたが、圍さんの縫製アトリエでは直線が得意なミシンとカーブが得意なミシンを使い分けているそう。









ドイツのメーカーのミシンの方が直線が綺麗って言ってたっけな。。。









僕はミシンのことは全く詳しくないので忘れました。笑







 




 

 

 

 

 

セットアップで着るとこんな感じ。

 

 

 

 

 

 

 

 

全身天竺だとは思えないくらいシュッとしてる。イージーな見た目になってないと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジャケットが登場したことで、今までのWR/ESSEにはなかったスタイルが可能に。

 

 

 

 

 

 

 

 

やはりPEBBLEが切り拓いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

革命はまだ続いていました。

 

 

 

 

 

 

 





fabric _

< CAMELLIA >









スヴィンコットンの魅力をとことん引き出すことにフォーカスしたCAMELLIA。









CAMELLIAについて、以前圍さんとこんな話をしました。









「圍さんの生地でスヴィンって珍しいですよね?」と。









圍さんの答えはYESでした。が、その裏には天竺裏毛のプロフェッショナルとしての矜持を感じました。









圍さんの思うスヴィン天竺の魅力、それは洗い込まれてクタクタになりフワッとトロッとした時のスヴィン特有の表情。









つまり新品の状態に答えはなく、着まくって洗いまくった先にスヴィンの真の魅力が花開くということ。









ただしスヴィンはその魅力を”光沢の強さ”として定義されることがほとんどで、一般に流通するスヴィン糸はその光沢をアシストする為の加工が施されていることが多いそう。









そして、その加工によって糸は痩せ、弱くなる。









新品時の光沢感を優先事項として、洗いまくるためのタフさをトレードオフしている。ということが起こってしまうそうです。









そのジレンマに圍さんが本気で向き合ったのがCAMELLIA。









細かい設計のことを書きすぎちゃうと怒られちゃうかもしれませんが、少し踏み込みます。笑









CAMELLIAはスヴィンの3本の糸を撚り合わせた3子撚りの天竺。









この3本の糸はそれぞれ、強撚/甘撚/無撚 に撚糸の強さが振り分けられています。









生地のタフさや肉感、そして従来ならそこに矛盾してしまう光沢やタッチの良さといったスヴィンらしさ。これらを兼ね備えるためのそれぞれの撚糸回数です。









糸遣いも単糸から5子撚りくらいまではテストしたそうですが、糸の断面が真円に近くなることで生地となった時にフラットになり、スヴィンの光沢を引き出すことにつながるということで3子撚りが採用。









3子撚りであることに加えて、度目もかなり詰め詰めなのでさらにタフさはレベルアップ。








スヴィン特有の光沢感を殺すことなく、”スヴィンの向こう側”を感じられるようにタフさを与えた、WR/ESSEらしいスヴィン天竺の提案だと感じます。













WR/ESSE

[CAMELLIA] The Line

color _ WHITE,CHARCOAL,BLACK










CAMELLIAからはThe Line。








天竺でも裏毛でもリリースされる形なので、CAMELLIAのThe LineはスウェットライクなロンT、といった具合のイメージです。









やはりCAMELLIAの最大の魅力はスヴィンの質感。









これはもちろん新品なのでここから先に真の魅力が花開く設計ですが、特にSEASCAPEと比較したときにはスタイリングのバランスに違いがあると思います。
















当店でいうとIRENISAのような艶っぽい質感にはCAMELLIAがベストマッチ。









後ほど写真を載せますが、逆にSEASCAPEにはHERILLやSARTOなどのカジュアルな質感の方がニュアンスがあると思います。
















ずっとIRENISAのテーラードの中に着るカットソーに困っていたのですが、答えが出ました。CAMELLIAです。









もちろん洗いまくった先のクタクタなCAMELLIAをデニムでサラッと合わせるのも素敵だと思います。









育ち具合に合わせてスタイリングの変化も楽しんでいただけると思います。

 



 






fabric _

< SEASCAPE >










デビューコレクション時はWHALEの枠組みの中にあった吊り天竺。








それから名前を授かりSEASCAPEとなりました。









SEASCAPEは端的に言うと、アルティメイトピマコットンを超高密度に編んだ吊り天竺。









度目をギュンギュンに詰めていると言う点においては先ほどのCAMELLIAと共通していますが、CAMELLIAが凛とした端正な表情の天竺である一方で、SEASCAPEは吊りのカジュアル感を残しながらアメカジ的な丸胴のそれとは全く異なる着心地を表現した天竺。









薄いのにしっかりしていてキックバックも強く、カラッとしているのにヌメっとしてる。そんなイメージです。









アメリカからコンテナに詰め込まれて届いたアルティメイトピマをふっくらさせるために放置したり、当たり前のようにSEASCAPE用のオリジナルの紡績をしていたり、ぱっと見の印象からは想像できないほどの作り込み具合ですが、触れるとこれらがもたらす明らかな違いを感じます。









僕はこのSEASCAPEがめちゃくちゃ好きでよく着ているのですが、快適さや見栄えももちろんですが、とにかくきた時の軽いのにモチっとした感触が病みつき。









限りなく差別化の幅が狭い綿100%のTシャツというジャンルの中でここまで違いを感じたものはSEASCAPEが初めてでした。







 

 



 

 

WR/ESSE

[SEASCAPE] The Line

color _ SALMON,DUSK,BLACK

 

 

 

 

 

 

 

 

SEASCAPEからもThe Line。

 

 

 

 

 

 

 

 

CAMELLIAとSEASCAPEは店頭ではThe Plain(半袖Tシャツ)もご用意ございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

SEASCAPEはWHALEと同様に製品染めですが、着用と洗濯を繰り返してもあからさまなフェードはありません。

 

 

 

 

 

 

 

 

1年半ほど着た僕のSEASCAPEの半袖Tはシームの部分にほんのりフェードがあるくらい。

 

 

 

 

 

 

 

 

あとは油分が抜けて少しカラッとした感じが強くなってきたかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

空紡っぽいけど空紡にはないヌメりが奥の方にずっとある感じのエイジング。とても好きです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

カジュアルなスタイルがとてもよく似合う。

 

 

 

 

 

 

 

あとは全身真っ黒になるときにもカジュアルさを残してくれるのでSEASCAPE派。

 

 

 

 

 

 

 

 

こればっかりは個人の好みの問題ですので、ぜひ店頭で着比べてみてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以上が大まかな今回のラインナップ。

 

 

 

 

 

 

 

 

他にもご紹介しきれていないものは色々ありますが、その辺は是非店頭で。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただね、あともうひとシリーズだけご紹介できてないものがありまして。

 

 

 

 

 

 

 

 

STRATA。ウール天竺のベースレイヤーシリーズ。

 

 

 

 

 

 

 

 

実はまだ製品が完成していないのでどうしたものかと思っているのですが、イベントの際は店頭でサンプルをご覧いただけるよういたします。

 

 

 

 

 

 

 

 

僕もまだサンプルを見ただけで実際に着ているわけではないですが、STRATAは生活を変え得ると思いますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

また金曜日、簡単にだけご紹介します。

 

 

 

 

 

 

 

 

お楽しみに。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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