新年のカットソー


先日、OLDE HOMESTEADERのトランクスを紹介しましたが、それで来る年を迎えようとご来店頂いた方はありがとうございます。



今日は、カットソーの話を少しさせて頂きますね。

こちらは新年の1月2日より発売します。

新しい年に極上の着心地を。



トランクスと同じ、OLDE HOMESTEADER(オールド ホームステッダー)。

このブランドの細かくエゲつないマニアック仕様満載のカットソー。

通称、「着て、育むカットソー」。



その素材、設計、仕様、規格。

全ての要素がOLDE HOMESTEADERが目指すゴールを実現できるように設定されたスーパーアイテム。



新品の状態から着用者の体のためにより良く、快適に大躍進を遂げてくれることを約束してくれるでしょう。このカットソー。



柔らかく、優しく貴方の上半身を包み込んでくれる。



そして、何も考えずに着続けていくと貴方の上半身に寄り添う形に変化してくれる。

更に、めっちゃ洗える。



当店で取り扱うOLDE HOMESTEADERのくつ下同様に最初はサイズの規格はあるけど、それは最初だけ。

着て、洗うことによって全ての寸法がYOURSELFに。



それが、 これ。

OLDE HOMESTEADER

Mock Neck Long Sleeve

material _ COTTON 100%(Supima)

color _ IVORY

size _ 40,42,44

OLDE HOMESTEADER

Henley Neck Long Sleeve

material _ COTTON 100%(Supima)

color _ IVORY

size _ 40,42



トランクス同様、二種類のカットソー。

モックネックのタイプと、ヘンリーネックタイプ。



洋服なので、見た目の好き嫌いなどはあるとしても、このクオリティには誰もが納得してくれると思いますよ。



使用するコットンはスーピマコットン。

このブランドがトランクス以外の全ての製品で使い続ける「魔法のコットン糸」を使用しています。



いわゆる世界のコットンの中で5%を占めるのが、「長繊維綿」。

その長繊維綿は、繊維が長く、柔らかく、シルキーな光沢と滑らかなタッチが製品になったときに特徴なのは周知の事。



その中で、"最も手に入りやすい長繊維綿"であるのが「スーピマコットン」。

この"最も手に入りやすい長繊維綿"ということは実はとてもとても重要なキーワード。

それは、最後に言いますね。

ブランドとしてつくるこのスーピマ糸。

何年もの試行錯誤の上で生まれた素晴らしい素材です。



このカットソーもその素材の良さをふんだんに体験できるシロモノ。



自然な光沢と柔らかで着るととても安心感のある厚み。 洋服がお好きな方でも、無頓着な方でも誰もが関係なく感じられる肌触り。

このレベルは一線を超えてるから。これ。



ただ、最初が良いのはどんな服だって当たり前。

このカットソー、購入時は、単にスタートラインに立っただけ。

ゴールに向けての末永い付き合いが始まるにすぎないですね。

そもそも、これ、最初は肩位置の設定がありません。(肩の切り替え線とは違います)



新品は、いかにもオールド感漂う、T字のストレートショルダーの設定です。

一般的なカットソーは、最初から作り手側の体の想定による寸法設定などが存在するのですが、これはベクトルが違う。



肌に一枚で着用し、この生地の柔らかさや肌触りの優しさのタッチを体感し、洗濯をする。



この取り組みをリピートすることによって肩の丸みや袖丈、背中の大きさ、ネックのフィット感などなど全てが所有者仕様に変貌を遂げる不思議なものなのよ。

店頭では実際に説明できるのですが、何年もOLDE HOMESTEADERの福原さんが果てしない研究と開発の賜物で生み出した、超絶企業秘密のディテールが満載。



だから、このブログ上では伏せなきゃいけないことがいろいろあるんですが、言っても良さそうなことはお伝えしますね。



袖口や裾は二段リブ。

見たら分かるけど。

直接着た際に、体への干渉が最も少ないフラットシーマ。

凹凸が限りなく少ない縫製仕様のことです。

だから、素材の良さが何にも邪魔されずに感じられますね。

ただ、よく見ると表のステッチの見え方が違うのよ。

場所によって表面の糸を変えてます。



マットに見えるステッチが綿糸。

光沢のあるステッチは、店頭にてお話しさせて頂きますね。

このステッチの素材分けを一着の中で適材適所で施しています。



それにより、通常のカットソー理論では考えられないカットソーを実現したそうですよ。

着心地の良さとか、耐久性とか。

これは裏側。 肌に当たる裏は全て綿糸での縫製です。



これにより、ナチュラルな当たりと、肌馴染みの良さが際立つのよ。

もちろん、縫い目もフラットで気にならないですよ。

ホント、よくできてるわ。

このカットソー、そもそもスーピマのOLDE HOMESTEADERのオリジナルの生地なんですけどね、 生地をかたちづくる糸の太さ、構成が全然違うのよ。



一般的なカットソーは、

・糸は、60番手単糸

・編みは、天竺編み がほとんどです。



特殊なモノじゃない限り、だいたいこの構成なんですよ。

でもね、このOLDE HOMESTEADERのは、「糸」も「編み」も"全然違う"。

だから、他のカットソーとは別の世界へ連れていってくれる。

糸と編みの具体的なことは、店頭でお伝えしますね。



そして、更にはその「糸」と「編地」を最も活かせる密度で編み上げてるの。

この辺になってくると僕も最初全然ピンと来なかったくらいマニアックだから、もはや分かんなくなってくると思うけど、まあ、期待していてください。

全て裏側を撮った、裏側写真集。

とても丁寧な構築ですよ。

で、これ、10回くらいは洗ったかな。

僕の私物です。



新品と見比べると明らかに肩が丸くなっているのが分かると思います。

It's Fukuda Shoulder Style.

リブなどのテンションもかなり丁度良くなってきましたね。

全体で言えば、締まるところは締まって、体に合わせて伸びるところは伸びたって感じです。

あとは、生地に膨らみが出た。



多少の毛羽立ちが起こるのは、もしかしたら気になる方はいるかもしれないですが、それもこの素材ならではのことなので、それさえも楽しんで。



ふんわりと柔らかさがありながら、ダレない丈夫さ、そして、自然な光沢は、日常使いにとても適してますよ。



OLDE HOMESTEADERの思想が惜しげもなく全力で注ぎ込まれたカットソーですね。

スーピマの魅力を改めて感じられますよ。



そうそう、先にも言ったけど、このスーピマコットン。

長繊維綿の中でも入手しやすい原料なんですが、 どのような世界でも需要と共有のバランスはあるもので、希少なものであればあるほど、どうしても様々な作用から価格がグンと高騰してしまいます。



その中で、長繊維綿の中でも原料としては入手しやすいものを使うことで、価格に大きく反映することができる。



このブランドの考えることは、長繊維綿として優秀な品質を誇るスーピマコットンを100%使うことで、その品質の恩恵は、肌で最大に感じることができながらも、それを手にするときのハードル、つまりは プライス。



これを抑え、この素材、糸、生地、カットソーの良さをできるだけ多くの人に体験し、着続けて欲しいと考えてる。



だからこの新年に皆様に手にとっていただけたら嬉しいです。

Mock Neckで¥12,000-(税抜)、Henley Neckで¥13,000-(税抜)。

このプライス以上のものはきっと感じてもらえますよ。



新年の当店の初売り、1月2日より店頭で発売しますね。

楽しみにしていてください。



また、お知らせしますね。

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