Midorikawa "破壊的"装飾

 

 

やっと紹介できる日がやってきました。

 

Midorikawa

 

 

このプレーンで"着やすい"と言われる洋服が好まれるご時世に於いて、一際ヤッてるブランドですね。

 

 

やはり手にした洋服は"着回し"できることが重要なのかもしれませんが、手持ちの服に馴染むとか、使いやすい色とか、

まあ、当店ではそんなことは、置いておいてます。

 

 

そこが重要な場合もあるけど、そんなもの関係ないときだってあるでしょう。 もはや、着るか、着ないか。 欲しいか、欲しくないか。

 

 

そういったところで選ぶものも当店では重要にしているわけです。 ただ、まあ、Midorikawaの場合は、着てしまえば一気に、格段に、全然他と違う見た目になっちゃうから、ある種、ウルトラ着回しの効く洋服かもしれませんね。

 

 

2020SSシーズンからの取り扱いなんですが、実は2019AWシーズンから取り扱いはしたかったんですよ。 19AWも心に残ってますね。 良いコレクションだったから。 今でも展示会のときの記憶は蘇る。 でも、ちょうどその頃は当店ではamachi.やKHOKIを取り扱うことが既に決まっていたときだったから、泣く泣く20SSからにしようと思ってたんですよ。 それが1年と少し前のこと。

 

 

だから、すごく待ち望んだスタート。 もともとこういったジャンルの洋服はすごく好きなんですよね。 心惹かれるっていうか。

 

 

ただし、本物限定ですけどね。 本物限定。

本物の洋服をつくってるブランド限定ってことです。

 

 

こういった洋服は誰がつくるかってことはすごく重要なことだし、模造品のような服は年々多くなってきてると思うんですよ。 そこに感じるものは、「無」。 何もない。

 

 

僕もこれでもインスタグラムとかいろいろそっち系でバズってるブランドとかも展示会に見に行ったりすることとかあるんですよ。 最近もめっちゃ出張行ってるし。

でも、やっぱりいろんなものを見ても、心惹かれる洋服をつくってるブランドは多くないですね。

「売れてるんですよ〜」ってブランドサイドから聞いても、生地はペラいし、縫製はユニクロと僅差だし、これでこの金額か。ってなるものが世の中には結構あるね。実際。

 

 

でも、本当にヤッてる人のは全然違うのよ。 特にプロモーションも行わず、インスタグラムもまめにせず、大きな力の下に入らず、自分のことをやり続けてる。

 

 

そして、その人がダイレクトに服に反映される。 その人にしかつくれない服であり、この人だから中途半端じゃないし、その見た目をつくるまでの気の遠くなるような工程が山積み。

 

 

生地もオリジナル、触っただけで分かる、良い生地だと。

縫製もちゃんとしてる。

素材使いも文句ない。

 

 

ただ、その辺が全部持ってかれちゃう。

この見た目に。

Midorikawa

ビランビラン。

Midorikawaの最近の代表的なもの、パーカー。

 

誰でも手にしたことのあるパーカー。

緑川さんがつくると誰もが着たことのないパーカーへ。

ボディはしっかりと弾力のあるもの。

触って瞬時に耐久性のあるものというのは感じてもらえると思うこの生地感。

フロントの至る所から飛び出るシルクグログランテープ。

そして、イタリアLAMPOのラグジュアリーファスナー。

カジュアルウェアの代名詞的スウェットパーカーが全く別のものへと変貌。

 

 

既成概念の破壊。 特定のウェアに対する先入観の破壊。

破壊して、新たなものにつくりあげるのがMidorikawaの構築美だと思いますね。

 

 

現代では感じられない、近世ヨーロッパの洋服の装飾美を思い起こさせるようなMidorikawaの装飾。

 

 

それも極上の素材をふんだんに使って。

ロングスリーブのフルジップタイプ。 と

ノースリーブのプルオーバータイプ。 どちらも混率は同じです。 袖の有無とフロントファスナー、ポケットの形状は違います。 もちろんパターンも違います。

眩いばかりの純白のボディから溢れ出る、夥しい数の極上シルクグログランテープ。

 

 

着ていて千切れても汚れても気にしないで。

壊れていくことはないけど、着ることによって変わってくるのを、それはそれで楽しんでもらえたら良いんじゃないかと思います。

20SSシーズン、まずはこのブランドの代表的なものからスタート。

 

 

これから少しずつ届いてくると思うので、お好きな方は楽しみにしていてください。

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