Graphpaperとの別注

先日からこの月末まで開催をする予定のGraphpaperとの期間限定イベント。 初日の23日(土)は、Graphpaperの南さんやBODHIの水谷さんに店頭に在店頂きまして、ものすごくたくさんの方々にご来店を頂き、ありがとうございました。 一年に一度の開催で4回目なので、日頃ご来店頂ける方はもちろん、毎回のイベントのタイミングでお越しいただけお会いできる方、初めてお話をさせて頂いた方々、おかげさまでとても良い一日を過ごすことができました。 そして、今回の一番の目玉企画であるGraphpaperとの別注もBROWNとBLACK共にご好評いただき、残り僅かとなりました。 どちらかに偏ることもなく、五分五分ですかね。皆様の色のチョイスは。 お好きな方を選んでください。当たり前だけど。 ご来店頂く方と話をしてると一応名前には"シャツ"とついてるけど、印象としてはシャツジャケットみたいな感覚で思ってもらってますね。 サイジングがGraphpaperバランスなのもあって中にニットやスウェット、コットンのシャツなんかもいけるからですかね。 で、やはり試着してもらった時にインナー的な存在としても結構考えてもらえてるみたいでアウターを試しに上に着てみるんだけど、それが普通にイケちゃうの。 アウターも分量あるものが今は多いって言うのもあるからだと思いますけど、生地の動きがしなやかだからですかね。 もたつきがそんなにない。 アウターのものによるけど。 ともあれ、手にして頂いた方は夏以外の季節にはご活用頂けると嬉しいです。 もう既に数量的には少なくなっているので、改めてブログでも書かなくても良いかなって思っていたんですが、やはりこれは見てもらおうと思ってます。 何度も洗ったもの。 最初は、平織りウールのパンパンな張りが強い生地で、かなりパキッとしてるんですが、洗っていくとみるみるうちに変化していく。 僕もこれ店頭で着ていてご来店頂く方と話をしていても、自分から言わないと同じものってなかなか気付いてもらえないくらい。 それくらい変化する。 生地の質感が。 これ、すごく良い意味で捉えて。 ここまでは狙ってなかったのが正直なところなんですが、洗うとまるで別の素材かのように変貌するんですよ。 初日に南さんもそう言ってくれてた。 この生地、 新品の状態では平織りウール。 でも、 洗うと、超々高密度なシルクのシャツへと変わります。(見た目が) もちろん新品の状態を気に入って頂けた方にはその生地感もそのまま楽しんでください。 でも、これも悪くないかもしれませんね。 これはすごく驚き。 撮影とかいろいろあったから、実際に洗いスタートできたのが木曜日からで、まだ3回手洗い(洗濯機での脱水あり)しただけなんですが、この生地のテクスチャーがどんどん浮き彫りになってきた。 バチバチに3分間の脱水をかけてるから、その時のいわゆる洗いざらしのシワとシームのパッカリングが入ってるんですが、全体にとても陰影が出た。 これはBROWNなのでBLACKと比較して色が明るい分、それがよく分かる。 もともとウール100%の生地にしては織り組織の目がはっきりと立ち、フラットではない見た目だったんですが、織り上げる前に糸に少しだけ、何というか樹脂みたいなのが染み込んでるからそれが取れてきたのもあるんだと思うけど、もっと目がはっきり浮かんできたんですよ。 で、それに加えて自然な生地のツヤが"光沢"へと大きく変化した。 よりはっきりと浮かび上がった生地の目。 ところどころにより一層鮮明に浮かび上がる、まるでシルク生地かのような質感の"糸のフシ"。 そこにプラスされたのがこの"光沢"。 見た目がより高額な生地になりました。笑 洗いざらしのシワのように、ウェット時にはシワが刻まれる生地なんですけど、濡れてない状態では不思議なもので生地の反発力が増して、握っても全然シワにならなくなった。 こう見ると下半分のディテールはシャツなんですけどね。 風が通らないくらい生地の密度があって、それゆえの厚みが出るので、思った以上にシャツジャケットという洋服になってくれてる。 あとは貝ボタンとの馴染みも深くなったように思います。 しっかりと生地の目が見えますね。 写真だと少し乾いたように見えるんですが、実際にはもっと濡れてる。 この感じなので、結構ぐしゃぐしゃに着ても良いかもしれませんね。 洗ってるのが好きな方は。 でも、洗う場合はあくまでも自己責任でお願いします。自己責任で。 その際は、必ず水道水の常温で、洗剤は液体の中性洗剤なのは必須です。 しかしながら、洗った場合はこの見た目にしかない世界が広がるかも。 洗ってバサッと着てる。 このシャツの特性上、しっかりと分量があるので、シルクみたいなウールとの兼ね合いでより独特な見た目になったと思う。 スタンドネックがハリントンみたいなエッセンスも孕んでるし。 バックビューの見た目も変貌しました。 あと、今更ですけど、この生地、太陽に当たると色が全然違って見えます。笑 これは平織りウール100の目が独特な反射をするからだと思うんですが、日陰で見るとグレージュみたいな色で、太陽の下だと瞬時に土っぽい、焼けたようなブラウンになる。 これ不思議。 新品の時とは違って下に落ちようとする力が強い。 糸のコーティングが取れ、生地自体が重いのでそれが落ちようとするんですよ。 でも、生まれながらの張り感も共存。 こういうのお好きな方は試してみても良いかもしれないかもしれない。あくまで自己責任で。笑 Graphpaperとの本企画、31日(日)まで続きます。 見てみてください。
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