夏のOLDE HOMESTEADER

昨年も夏に迎えるにあたって取り扱いをしましたが、今年も登場。 OLDE HOMESTEADERのTシャツとノースリーブ。

 

去年は、Tシャツは、同じ原料の糸を使った

 

 

"単糸" = 1本

 

"双糸" = 2本

 

"双糸引き揃え" = 4本

 

 

という3つのTシャツラインナップで展開をしましたが、今年は、 単糸と双糸の2つのラインナップで。

 

 

でも、カラーリングが増えました。

 

 

 

そして、ノースリーブ型の"SLEEVELESS"。

 

 

これに関しては、2年前にOLDE HOMESTEADERの福原さんが、タンクトップをつくってた。

 

 

 

でも、僕は、タンクトップの首の開きが苦手なんですよ。

 

 

前後ともにネックの開きが強くなく、例えるならば、"Tシャツの袖をカット"したようなものが必要だった。

 

 

ただ、本当にTシャツの袖をカットしてしまうとアームホールが大きいから、それはそれでダメ。

 

 

だから、福原さんにお願いして自分が思い描くタンクトップをつくってもらったの。

 

 

そして、それを去年の夏に、しこたま着てた。

 

 

 

それがとても快調だったから、今年も用意しました。

 

 

で、それもカラーバリエーションがあります。

 

 

今回は、そういうOLDE HOMESTEADERの夏のシリーズです。

 

 

 

 

 

  OLDE HOMESTEADER CREW NECK SHIRT (単糸Ver.) material _ COTTON 100% color _ BLACK size _ 40,42,44 まずこれ。 単糸のTシャツ。 昨年は、無染色のECRUのみでしたが、今回はBLACKのみでの展開です。 あと、サイズ。 今年は、40、42、44のサイズ展開にして、ワンサイズ分全部上げてます。 理由は、昨年タイトフィットに感じられる方があまりにも多かったから。 糸使いは、単糸なんですが、その糸も一般的なTシャツよりも少し太い糸。 大体Tシャツは、60番手というのが基本だと思うのですが、それよりも少し太い。 でも、分厚くなってるとかではなくて、編み地の目の詰まりとか、そういうものをOLDE HOMESTEADERの福原さんが追究して、ベストバランスで設計をしています。 原料となる繊維は、スーピマコットン。 でも、通常のスーピマだと、気温が高くない時には、肌当たりが滑らかで良いけど、日本の夏は、気温だけじゃなくて、湿度も高いじゃないですか。 だから、ただ単純に滑らかなだけの生地だと、汗ばんだ時に、肌に貼りついてしまって、余計に不快になってしまう。 そのために、スーピマの"落ち綿"を使ってる。 "落ち綿"というのは、いわゆるスーピマを原料に糸を紡績する際に出る、副産物。 つまり、柔らかい繊維の特徴はそのままに、着た時には少し、気持ちだけ、カラッと乾いたような感じになるのが特徴ですね。 BLACKの色は、真っ黒という感じではなくて、既に白けたような色合いですね。 これも、福原さんが狙ってる。 OLDE HOMESTEADERは、ウルトラヘビーユースしてもらうのが前提なんですよ。 全部のものが。 だから、最初が綺麗なブラックだったとしたら、そのブラックがフェードしてしまうのを避けてしまい、頻繁に着なくなる。 であれば、最初から少し着古したようなブラックに設計してる方が、臆することなく使うことができるじゃないですか。 その理由で、白けたようなブラックを狙って生み出してる。 でも、こんな着古したような色合いしてるのに、糸で染めてる"先染め"です。 超マニアック。 通常、こういった見た目のTシャツは、生地染めor製品染めのパターンばかりなんですけどね。 先染めでこのブラックを出してる。 ネックは、リブで切り替えられるタイプではありません。 これは、全部共通です。 表も裏も"綿糸"での縫製。 裾。 表も、裏も、全てが綿糸。 新品では、完全に"T字型"をしてるTシャツだけど、洗って使っていくと着用者の方の肩の位置に丸みが形成され、オンリーワンの肩が出来上がるし、それに伴って、表も裏も、ステッチの糸がより一層生地に馴染み、一体感が出てくるんですよ。これ、綿糸の恩恵。 OLDE HOMESTEADER CREW NECK SHIRT (双糸Ver.) material _ COTTON 100% color _ ECRU size _ 38,40,42,44 そして、これ。 先ほどのTシャツと同じ、スーピマコットンの落ち綿を紡績した糸を使い、"双糸"設計にしたTシャツ。 その名の通り、通称"双糸T"。 これは、昨年も全く同じものを展開していたんですけどね、それを僕も着てたんですけど、とても気に入って今年も展開しました。 あっ、ちなみに、これもOLDE HOMESTEADERのインラインでは存在しません。笑 冒頭の通り、去年は、"単糸"・"双糸"・"双糸引き揃え"の3つのTシャツを展開したのですが、それもブランドで通常展開で存在してたのは、"単糸"だけだった。 いつも僕は、単糸や、双糸、引き揃えや、三子撚りなどと言ってるから、同じ糸を使っていても、糸の本数が変わると 服になったときの見た目がどう変わるのか ということをお客様方に体験してもらいたいと思って、OLDE HOMESTEADERの福原さんにお願いしてつくってもらったTシャツだったんですよ。 そして、双糸引き揃えは、今年はお休みして、双糸のみ、一年の時を経て、再び蘇った。 単糸の生地と比較すると、糸の本数が倍になるから、必然的に厚みも増す。 でも、それよりも編み地の組織が立って、生地の強さが出るの。 はっきりとした組織の目。 それでいて、一枚で着た時の安心感も格段にUP。 全く透けることはないし、もちろんタフさもすごいのよ。 ただ、よくあるヘビーデューティーなTシャツのような、暑さによる蒸れ蒸れの、衣服内サウナ状態にはならないの。 それは、やはり福原さんが目の詰まりを調整して、真夏でも着ることができるようにしてくれてるから。 OLDE HOMESTEADER CREW NECK SHIRT (双糸Ver.) material _ COTTON 100% color _ BLACK size _ 38,40,42,44 そして、今年は、双糸Tシャツでこの色も登場。 BLACKです。 BLACKですが、先ほどの単糸Tシャツのように単色ブラックではない。 このブログでは紹介できないこともOLDE HOMESTEADERでは多いのですが、福原さんが狙った"撚り杢"のBLACK。 "撚り杢(よりもく)"というのは、それぞれ違った色合いの糸を使い、それを"撚り合わせる"、つまりは双糸にすることによって、"杢糸(もくいと)"をつくったもの。 だから、同じ双糸でも、無染色のところが多く見える箇所、ブラックが多く見える箇所が不規則に見えるの。 "杢グレー"のTシャツってストレートだけど、双糸でのこのニュアンスはOLDE HOMESTEADER特有だと思いますよ。 ECRUの方は、無染色だから、洗濯を繰り返すと色合いが少しずつ、少しずつ、自然に白くなってくる。 人工的では出せない、意図的ではない"白"は、天然色を繰り返し着た先だけに待ち受けてるもので、僕はその色合いに独特な"重み"を感じるんですよ。 対して、このBLACKは、それに加えて先染めの黒糸が加わるから、その特有の変化を楽しんで。 双糸Tシャツも、最初の単糸Tシャツのように、表も裏も縫製は、全て"綿糸のみ"。 ネックや袖口、裾に生地の切り替えはありません。 こちらも最初は、めちゃめちゃT字型してる。 裾。 表の綿糸の縫製糸番手と比べ、裏の綿糸の縫い糸の方が太い。 これは、首も同様です。 綿糸は、縫うだけでも化学繊維の縫製糸と比べると、かなりハードルが高い。 でも、それを表も裏もそのようにしてる。 それは、表面では、洗濯をしていくと、先述のように生地に対しての馴染みが増すし、生地と同様の変化をしていく。 だから、とても自然な見た目になる。 それに加えて、生地に食いつくようになってくる。 裏側では、やっぱり圧倒的に肌への親和性が高いんですよ。 裏面もとてもフラットな縫製仕様だから、不快感も一切ないし、着ていてとても心地良さを感じてもらえると思う。 新品の状態では、首の寸法が少しコンパクトなのですが、表も裏もどちらも綿糸ということもあり、着用と洗濯を行うと、ネック寸法に少し開きが出てくる。 その人なりの自然な首の広がりになる感じですね。 裏。 どこをどう見ても、超絶フラット。 その上、生地も縫い糸も、素材はコットン。 誰もがこの快適性を感じてもらえると思いますよ。 OLDE HOMESTEADER SLEEVELESS SHIRT (単糸) material _ COTTON 100% color _ ECRU size _ 38,40,42,44 ※38、40は完売致しました そして、登場。 伝家の宝刀、ノースリーブ型のSLEEVELESS。 前回は、こちらも38?42までの3サイズ展開だったのですが、店頭にお越し頂く皆様方にあまりにもサイズがタイトだと言われ続けたので、今年は福原さんに44まで用意してもらいました。 昨年の夏に42をトライしてみて頂いて、ダメだった方々、、、 今回は、44を準備したから、再びチャンスをください。笑 身幅は、イノウエブラザーズのタンクトップXLサイズとほぼ同じです。 しかも、しかも、サイズ毎の数量を、42と44に大きく比重を振っています。超良心的。 答え合わせは、店頭で。 まあ、そんなに小さいわけではないんですけどね。 180cm越えの方々でも、着れないことはないけど、もう少し身幅にゆとりが欲しいということを言われてたんですよ。何人も。 だから、これなら大丈夫だろう。 って信じてます。 OLDE HOMESTEADER SLEEVELESS SHIRT (単糸) material _ COTTON 100% color _ BLACK size _ 38,40,42,44 今回は、そのBLACKバージョンもつくってみてる。 無染色のECRUよりは少量ですが、中には黒いのが良い方もいるかなって思って、展開してみた。 もともと、このSLEEVELESSは、僕は夏でも長袖のシャツを袖を捲って着てることが中心だから、夏場には、そのインナー専用としてつくったもの。 だから、夏でもシャツを着ることが多い方には、うってつけ。 ECRUの方は、無染色の懐の広さから、白から黒までなんでもイケると思ってるんですが、ダークカラーのシャツを着ることがある方や、インナーのトーンも暗い方が好まれる方には良いんじゃないかなって思ってます。 適度に糸が締まり、目が立った無染色ECRU。 洗濯を繰り返すと自然な毛羽が立つんですが、全然嫌な感じはないと思いますよ。 少し白けてるのに、先染めのBLACK。 製品染めならこの黒のトーンは、理解できるけど、わざわざ先染めでこの黒の色合いを出すなんて、粋ですな。粋。 まあ、完全にインナー目的だから洗濯が付きものだと思うし、最初からこの黒のニュアンスなら、着古すことが嫌にならないと思いますよ。 ディテールを。 改めてなのですが、このSLEEVELESSは、フツーのタンクトップとはいろんなところが違います。 まず、この写真でいうと、 "首の開き"と"肩幅"。 首の開きについては、重要視したのは、フロントだけではありません。 前から見た時のネックが開きすぎてしまうのがNGだったのは、もちろんですが、一般的に流通してるタンクトップは、前の開きだけではなく、後の開きも深い。 僕の理想は、首後ろがシャツを着た時に、台衿付近まであること。 だから、前だけではなく、後までネックの高さを大幅に上げてる。 あと、肩幅も広くして、白いシャツを着た時の、いかにもなタンクトップのラインを消したかった。 先ほどまで紹介していたTシャツとは、縫製仕様が違います。 Tシャツは、縫製糸は表も裏も綿糸。 しかも、表から見ると二本針ステッチだった。 スリーブレスは、違うの。 肌に直接当たる裏面は、全て綿糸での縫製なのですが、、、 分かりますかね? 表は、僅かに光沢がある糸。 首だけではなく、アームホールも。 裾も。 これは、ブログで記載はNGなのですが、特殊な組み合わせです。 首やアームホール、裾などの負荷がかかりやすい部分には、表に特殊糸、裏に綿糸を組み合わせてる。 これにより、超人的な耐久性を実現してる。 僕も去年のスリーブレスを5万回くらいは洗濯機でバチバチに洗濯したんですけどね。 全くダレないし、ヨレないの。 夥しい数の洗濯に耐えうる仕様です。 これには、驚いて。 ちなみに、脇のシームは表も綿糸です。 裾の両脇で、二種類の縫製糸がマッチングするからその違いを見てもらえると思います。 そして、これ。 ウルトラフラット。 やはり完全インナー目的ですからね。 シャツを上に着たときに、表に干渉することが一切ないように設計されてる。 あと、そうそう。 このスリーブレスは、ネック寸法をかなり攻めてます。 だから、最初着てもらうときに、頭がつっかえる方がほとんどです。 もしくは、頭が入らない方もいます。 ここから重要なんだけど、、 OLDE HOMESTEADERの今回のものは、全て未洗いの状態です。 新品では、表の特殊糸と裏の綿糸が固まってしまっているような状態。 ですので、手にして頂いた方は着用前に一度洗濯をしてください。 そうすると、生地と縫製の糸に、"強さ"と"伸縮性"が生まれます。 洗濯前は、伸縮性がほぼなく、頭が通らない方も洗濯することによって、糸が変わる。 そして、日頃から着用と洗濯を繰り返す内に、所有者の方のベストバランスのネックの高さが生まれます。 なので、最初だけ許容してください。 裏面は、全て綿糸縫製です。 夏にシャツを着られる方は、これ。 サイズさえ合えば、超頻度で活用頂けることをお約束致します。 あと、サイズについては僕で、サイズ38を着て、良い感じ。 今日紹介したものは、38でS、40でM、42でL、44でXLくらいに相当すると思ってもらえたら良いと思います。 見てみてください。

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