T.T 24AW LONG SLEEVE T-SHIRT

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こんにちは!



CASANOVA&COの中山です。



今回はT.Tの24AWシーズンの1着をご紹介します。




T.Tの24AWがデリバリーされ納品内容を確認しているときにとても心惹かれた1着です。




それでは早速。




こちらです。







T.T

LONG SLEEVE T-SHIRT

fabric _ cotton 100%

color _ Black

size _ 36,38,40

コットン100%のワッフル生地を使用したクルーネックのロングスリーブTシャツです。




1910年から70年代のアメリカのアンダーシャツの縫製、パターン、パーツを比較、研究してベーシックなロングスリーブTシャツとしてブランドらしく仕上げた1着。




そんな各年代のアンダーシャツから抽出されたT.TのLONG SLEEVE T-SHIRT。




これからの秋冬シーズンの中で非常に有効的なパフォーマンスを発揮してくれると予感できる仕上がりになっていると感じます。






まずは生地からいきましょう。



生地は米綿を使用したヘビーウェイトなワッフル生地。



ドライタッチな触り心地でもっちりとした膨らみがあり、適度な重みも感じる安心感のある生地になっています。




裾の生地端を処理している糸と見比べると反射の具合で生地のドライな表情が伝わってきます。



そしてしっかりとした生地の厚み。

生地に使用している糸は双糸加工した糸をさらに2本引き揃えたものを使うことでボリュームを出しています。




ワッフル生地特有の凹凸も浮き出てきているような立体感があり力強い印象。



このボコボコとした感じは男らしくてかっこいいです。




ブラックの色合いが強い凹凸感を引き立て重厚さを感じるムード。

保温性・通気性・伸縮性があるワッフル生地は米軍のアンダーシャツとして採用されていました。




僕自身コットンのワッフル生地というと、薄手のインナーみたいなものか最近だとゆとりを持たせて凹凸感を活かしふんわりとしたオーバーTシャツみたいなものを見かけることが多かった。




それもそれでいいのですが、正直なところAWシーズンとなるとどうしても心許なさを感じていました。




しかし、T.TのLONG SLEEVE T-SHIRTはヘヴィーウェイトでジャストなサイジング。




ルーツであるインナーウェアとしてのサイジングを踏襲しつつ、重ね着を前提としない1枚で安心感のある生地のボリューム。



AWシーズンに抜群にいいじゃないかと感じました。




過去につくられ時代を超えてきた洋服を元に「現代であれば」を考え、先の未来へ繋がるように進化させたつくりにはとても心を惹かれました。



冬本番の時期のコートやジャケットのインナーとしてだけでなく、AWシーズンに長く安心して着ることができる1枚着として考えられた生地の厚みには頼りがいを感じていただけるはずです。



袖のゆとりもかなり少ないのでコートやジャケットを上に羽織るときの袖通しに困ることも少ないと思います。



ピチピチな感じではないので窮屈さもナッシング。



袖口には1910年代のアンダーシャツにあった丸編みの2段リブを再現。



さりげないオリジナルのディテールはそそられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

上着からあえて袖を覗かせてあげるのも良さそうです。









秋には1枚で、冬にはインナーとして活躍できる洋服のつくりになっているまさにベーシックな洋服。




ただ、単純な無味無臭なベーシックウェアというわけではなく洋服を着たときのドレープにもブランドのエッセンスが注がれています。



身頃の肩のラインと袖の角度が一直線になるようにつけられたアームホール。



袖を通し腕を下ろすと、鎖骨に向かうように斜めのドレープが生まれるようになっています。



着用したときのイメージだとこのような感じです。

まるで屈強な男がピチピチのTシャツを着たときに出るシワのような感じ。



骨格の特性上偶発的に現れるシワを男らしい要素のひとつと考え、狙ってつくり出されたものだからこそのT.Tの美学をも感じるドレープ。



なので、あまり意識せずサッと着て自然とドレープが出るジャストサイズで着ていただくことがオススメですね。



きちんとした詰まりのあるクルーネック。



首元は印象に大きく影響する大事な部分ですがこれなら安心。



特にTシャツやニットはかなり大事だと思います。

頭通るかなってくらいに詰まった作りになっていますが、ちゃんと伸縮性があって頭を通せるのでご安心ください。




使って、使って、使い込んでもヨレヨレにならないようにきちんとつくられています。



しかも、ヘビーウェイトなワッフル生地とタフにつくられた首元の相性もいい感じです。








時代を超え、時代と共に進化をしてきた誰もが暮らしの中で使ったことのあるようなベーシックなアイテムをデビュー当初から展開しているT.T。



そんなベーシックなアイテムを考古学的視点からルーツを探り、過去の洋服を掘り下げ”現代の洋服”として進化をさせ、未来の考古物をつくるブランドとして洋服つくり。




今回ご紹介したLONG SLEEVE T-SHIRTもベーシックな1着だからこそ時代を問わない洋服であり、消費されることなく未来でも着続けていただける洋服ではないかと思います。




気にしていただける方はご覧いただけましたら幸いです。







CASANOVA&CO 中山