Nobuyuki Matsui "Ripples"シリーズ

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こんにちは~




CASANOVA&COの仲です。




少し前までは涼しくなり月見バーガーのCMも始まって、秋の予兆みたいなものを感じられていましたが、最近はまた夏に戻っちゃいましたね。たまりませんねえ。




そんななかでも、秋冬モノのデリバリーは止まりません。




ということで、今回はNobuyuki Matsui 24AWから、2型をご紹介させてください。




それでは、早速。

Nobuyuki Matsui

Ripples parker

color _ sand , water

size _ free

まずは、こちらのニットパーカー。




一目見たら忘れられない独特なフォルムです。




生地は編みがシームレスに切り替わるNobuyuki Matsuiオリジナルの編み地。



約10cm毎に現れる細幅のリブ編み。



そのリブが横方向へ縮まるろうとする力によって、太幅の緩い編み地が波打っています。




今シーズンのテーマが“Ripple”ということもあり、砂や水面にできる波形を生地で表現されています。

生地の弛みが動作のなかで伸び縮みすることで、波のように多様に変化する。




それと同時に、波の高低差によってできる陰影がさまざまな色合いを見せてくれます。




これまで当店で紹介してきたNobuyuki Matsuiの服は、立ち姿等の静止時に、より美しさを感じるものが多かったと個人的には思います。




ただ、このRipplesシリーズは動きのなかでさらに美しさを感じることができる。




鏡の前に立つと、「ここはどう動くんだろう?」と、絶えず動いていたくなるほどに魅力的なんです。




そして、その感覚は着て街に出たときに周囲の人たちも同じことを思うはずです。




着て、周囲の人にどう思われるかもファッションにおいては大事な要素の一つですよね。




このパーカーでみんなの視線を奪っちゃってください。

後ろ姿。




ニットパーカーとは思えないほど美しいフードのボリュームです。




フード部分は生地が二重になっているため、しっかりと保形し、動きの中でも崩れることがないように作られています。

上の写真のように、襟を作るようにしてフード内側の生地を折ると美しい首元が作れますよ。



tops:Nobuyuki Matsui

Ripples parker (free)


pants:Nobuyuki Matsui

Ripples slacks (2)


shoes:Post Production

Re-lux Baby Calf


model:175cm / 57kg

後ほど紹介するRipples slacksと合わせて。




プルオーバーのパーカーとなると、身幅がストンと落ちるものが多くhiphopスタイルになりがちですが、こちらはリブが身幅を常に締めているため、比較的スマートな印象です。




テーパードの効いたスラックスと合わせて着るのも洒落ています。



tops:Nobuyuki Matsui

Ripples parker (free)


pants:Midorikawa

REVERSIBLE LEATHER PANTS (free)


shoes:AFOR

Code White Craquelure


model:175cm / 57kg




waterの色味はかなり凛々しい青。




着丈がある分、細身のパンツと合わせて縦のラインを強調するとスタイルが良く見えます。




着丈が気になるという方は、タックインして長さを調整しても良いと思いますよ。




リブ部分は非常に薄い作りになっているため、タックインをしてもあまりもたつくこともない設計なのも嬉しいですね。



tops:Nobuyuki Matsui

Ripples parker (free)


pants:Mister it


shoes:PETROSOLAUM

Mountain


model:175cm / 57kg

太めフレアパンツと合わせると今らしいシルエット。




パンツの太さにあまり左右されずスタイリングが組めるため、気に入った方にとっては即戦力として期待できるニットパーカーだと思います。




着ていて感じたのは、、着用時の心地よさ。




ウールコットンの素材は肌へのチクチク感が全くなく、起毛もしてないため、暖かすぎない。




ただ、生地自体にたしかな重みと厚みがあるため、寒くはない。




持っていたらヘビーユースすることが容易に想像つく心地よさです。




そのうえ、洗濯機で洗濯可能なんだから、ヘビーユースしなきゃ失礼かもしれません。

Nobuyuki Matsui

Ripples slacks

color _ water

size _ 2

そして、こちらがRipplesシリーズのスラックス。




こちらも、パーカーに負けず劣らずで面白いつくり。

約15cm毎に生地が切り返されており、切り返し部分にはドレスシャツやジャケットの肩で見られる“イセ込み”が施されています。

そうすることにより、Ripple(波紋)を生み出す“降雨”を表現した縦の皺が出現する。

雨の一雫が、水面に波紋を作る。




Ripplesシリーズが動作の中でより魅力的に見える理由は、そういった一つの現象の流れを服で表現しているからだと思われます。




Nobuyuki Matsuiはシーズンテーマをテーラリング技術や日本の伝統的な染色、生地で表現することが多い。




それは日本で生まれ、ロンドンでテーラーと心理学を学んだデザイナーの松井さんにしか作れないもの。




その唯一性がNobuyuki Matsuiの大きな魅力だと思います。

生地はウール45% 、シルク38%、ラミー17%。




一の位まで混率を微調整したNobuyuki Matsuiオリジナルの生地です。




ウール、シルクの上質な光沢感にプラスして、ラミーのドライタッチな肌触りは通年で履いて頂くのに相応しい履き心地。




ポコポコとした凹凸がスラックススラックスし過ぎていないため、ドレスとカジュアルの両方どちらに振っても違和感がありません。




裏地のキュプラは、肌との接触が多い前面の膝下まで付いています。



総裏だと、春秋の季節には煩わしい時もありますからね。



オリジナル生地特有の高密度なキュプラの肌触りをぜひ前腿で楽しんでください。







ウエストの裏側にあたる“見返し”。



ファッションブランドのパンツだとここは一枚の生地で構成されていることが多いですが、、、







このパンツでは布を捲ると、少し固めの生地がもう一枚顔を覗かせます。



この一枚の生地があるのとないのとでは、履き心地が全く違うんですよ。



個人的な感覚では、一枚だと”フィットしているな”、二枚だと”心地良い.....”って感じです。



ぜひ、履いて確かめてみてください。




そして、生地端の始末はパイピング。



これは松井さんからの愛ですね。



この仕様を当たり前だと思っちゃいけませんよ!



こんな丁寧な作りのパンツはなかなかありませんからね!






tops:Nobuyuki Matsui

Padding stitch shirt (3)



pants:Nobuyuki Matsui

Ripples slacks(2)



shoes:Post Production

Re-lux Baby Calf



model:175cm / 57kg

このパンツ、動いても格好良いですが、止まってても素晴らしく美しい。




特にお尻から裾にかけてまでのラインは、スラックス然とした美しさです。

ポケットに手を入れたり、歩いたりすると、皺が大きく目立ちますが、それすら造形美として昇華されています。




ここまで服の“静”と“動”を司れるのは、松井さんのテーラリング技術の賜物です。

Nobuyuki Matsuiのウルトラスエードのベストと合わせて。




ベスト、シャツ、スラックスを着ていると言われて、まさかこの出立ちを想像する人はいないでしょう。




そのくらいクラシックな見た目とはかけ離れていますが、全くあべこべ感はなく、むしろ統一感を感じる出立ち。




服好きの皆さんであれば、こういった一癖あるトップスをひとつはお持ちなのではないでしょうか。




このパンツはその子とすごく仲良くできるポテンシャルを持っていますよ。




ぜひ、店頭で見てやってください。