24SS SALE pickup "toogood ピンクのTシャツ"
こんにちは。
CASANOVA&COの野口です。
早速ですが、今日はtoogoodのTシャツをご紹介させてください。
toogood
THE BOSUN T SHIRT
color _ PINK
size _ S,M,L
今回はtoogoodにおける20回目のコレクションでした。
春夏と秋冬で年2回、つまりはブランドとして10周年のAnniversary Yearを迎えるタイミング。
そんな記念すべきコレクションで、重要なカラーパレットとして扱われていたのが、ピンク色。
普通、1回のコレクションでそんなに何着もピンク色の服をつくるブランドは無いと思いますが、今回のtoogoodではピンク色の生地だけで複数種類、そしてそれぞれに複数型展開されており、コレクションの中でもかなり目立った存在の色でした。
それだけ今シーズンを象徴する色として位置付けられていたということ。
実は今回のこのピンク色は、デザイナーがリスペクトしているアーティストの一人、Philip Guston(フィリップ・ガストン)のカラーパレットを参考にしていると、トゥーグッド姉妹は話します。
ブランドとして10周年を迎え、ブランド創設時とはまた異なる心境となったトゥーグッド姉妹がフィリップ・ガストン氏の精神性から影響を受け、toogoodの在り方を見つめ直したコレクション。
ピンクを基調とした限られた色数での表現や特徴的なグラフィックのモチーフも、ブランドとして節目を迎えた心境やこれからへの決意から生まれたものだということです。
ブランドの公式サイトの中に、Faye Toogoodからの言葉としてこのようなストーリーが語られておりますので、気になる方は探してみてください。
とっても目を惹くピンク色のTシャツ。
ピンクのボディに、濃淡のついたピンクのプリント。
プリントされたモチーフの柔らかくも固体感のある印象は、toogoodのつくるファニチャーにも似た空気を感じます。
これだけピンクだけで表現されているのにも関わらず、このアイロン(?)だけはグレーカラー。
めちゃくちゃセンスいいですよね。
これもフィリップ・ガストン氏のカラーパレットに由来するものでしょう。
このグレーがあることによって、全体がのっぺりせず、1着の中にリズムを生み出してくれているように感じます。
178cm60kgで真ん中のMサイズを着用しています。
toogoodらしいオーバーサイズですが、狙い澄まされた形がきちんと感じられますね。
Tシャツという簡素な洋服で、”誰が着ても必ず狙い通りの形を出す”ということができるのがtoogoodのTシャツの素晴らしさ。
他のどんな洋服よりも、着用者の体格や骨格に依存してしまうTシャツという枠組みでこれができることは本当にすごいです。
流石、toogood。
それをコントロールするのに、この生地も重要な役割を果たしています。
見るからに目の詰まった、綺麗でヘヴィーな天竺編み。
ゴワゴワと硬い感じではありませんが、形を生むには必要なヘヴィーさです。
色、グラフィック、形、どれを取ってもワクワクする素晴らしいTシャツなので1枚で着て欲しいのはもちろんなのですが、僕はこういうスタイルも好きです。
柄×柄。主役×主役。
Midorikawaのドリズラー型ブルゾン、PARANOIDとのコラボレーションはブランドとして2回目だったと思います。
パンクやメタルのエッセンスを感じさせるグラフィックも最高にカッコいいですが、toogoodのTシャツも負けていない。
ただの”インナー”としてのTシャツになってしまうことなく、内側から溢れんばかりの存在感です。
nonnotteのドレーピングパンツも明らかに普通じゃないんですが、調和は取れていると思います。
Midorikawaのブルゾンはフリーサイズ展開なのでゆとりのあるサイジングですが、toogoodのTシャツに重ねるならこれくらいがバランス的にはちょうどいいかもしれませんね。
先ほども申し上げました通り、1枚で着る季節にも楽しんでいただきたいのはもちろんなのですが、「こういうTシャツは1枚でしか着れない」なんてことはないのです。
「合わせる他のものはなるべくシンプルに」なんてことも考える必要はありません。
皆さんのイマジネーションで、楽しんでいただけたらとても嬉しいです。
CASANOVA&CO 野口