24SS SALE pickup "amachi. Erosion Line Shorts"
こんにちは!
CASANOVA&COの中山です。
ここ数日はギンギンの日差しに、もわっとした空気の夏らしい天気が岡山も続いており「あれ?梅雨は?」となっております。
逆を言えば、「遂に来てくれたか、夏!」って感じです。
正直なところ私の夏の過ごし方はできる限りクーラーの効いた涼しい部屋で過ごすのが快適で、蝉の声も暑さをより感じさせてくる音だと思うこともあります。
ですが、四季を感じる自然の変化や行事は好きなんです。
お花見や鯉のぼり、蛍や入道雲、お神輿、お正月などなど。
それは洋服も同じで、特に真夏や真冬に特化して適している洋服は大好物。
もちろん、1年の中で着用できる時期が長い洋服も、共に過ごす時間が長くなると言うことですから嫌いなわけないのですが、限定的な時期に適している洋服の特別感もいいなと思っています。
今日はそんな特別感もある洋服をご紹介させて下さい。
amachi.
Erosion Line Shorts
color _ Black
size _ 4,5,6
こちら。ショーツです。
真夏のパンツといえばですね。
生地で覆われる足の面積が単純に少ないですからね。
だからこその開放感。
そんな真夏に特化したショーツという洋服自体に特別感を感じるのですが、
今回のamachi.のショーツにはこのショーツだからこそといった仕様があります。
特徴的なドローコード。
素材はシルク。
ウエストを絞るドローコードだけでなく、実は裾あたりからも垂れてる。
このドローコード。
ただ垂れているだけじゃない。
実はこちらのショーツ、正面側(写真での左面)の生地のみ2枚重なった構造になっています。
そのため裾のドローコードで、重なっている生地にうねりを作ることができ立体感のある見た目に。
見比べてみましょう
ドローコードを使ってうねりを作ると、生地が持ち上がりアウトラインに丸みが生まれ有機的になりますね。
この仕様にとてもamachi.らしい洋服作りを感じます。
Erosion Line Shortsはシーズンで言うと23SSで、シーズンテーマは”Regarding Wave”。
直訳すると「波について」。
海の波のように水面に現れる様子や長い時間の中で波によって侵食された岩など、そして波と密接に関係する風にも着眼し、それらに関する自然現象に着目したシーズン。
今回のショーツの名前にもついている”Erosion”を直訳すると「侵食」。
小学生の時か中学生の時か覚えていないけど、地層に関する理科の授業で習った「侵食」という自然現象。
長い年月をかけ風や波、水の流れで岩や地形が削られ変化していく現象。
地形の中で削られやすい部分が早く変化することで自然と有機的な形状が生まれ、岩の場合はゴツゴツと角が立つ形状から削られていくことで角がなくなり丸くなっていく。
そんな侵食によって生まれる無作為な形状のように、先ほどのドローコードによって変化する様子も生地を寄せた事によって自然と生まれた無作為な形状が現れていると思うのです。
自然現象による変化を洋服ではどうなるのかを落とし込み、形になっているショーツです。
使用している生地も凹凸感のあるものを使い、先ほどのドローコードの仕様もあるので実際に着用すると良い存在感があります。
ハリの強い綺麗な表情の生地よりも、リネン系の生地や洗いがかかって自然なシワが入ったような力の抜けた生地との相性が抜群。
今回はSEAN SUENのbundle dyeing shirtとCOMOLIのモスリン プルオーバーシャツと合わせてみました。
まずはSEAN SUENのbundle dyeing shirtと。
お次はCOMOLIのモスリン プルオーバーシャツ。
総柄と無地でムードの強い洋服を合わせてみましたが、それぞれのトップスのムードに飲まれすぎず適度に馴染みながらもショーツにもちゃんと目が行くような存在感がありますね。
シンプルにTシャツ1枚で合わせても、ショーツが際立ってくれていいかもしれません。
これからの真夏の時期が最も着用することになるショーツ。
とても限定的な時期に楽しめる洋服だからこそ、来年の夏が待ち遠しくなるような、シーズンの楽しみとなる洋服として非常に魅力のある洋服です。
CASANOVA&CO 中山